セドナの役割
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/06 10:02 UTC 版)
「セドナ (イヌイット神話)」の記事における「セドナの役割」の解説
以上の伝承の結果として、セドナは海底で、海の死者の国の管理者となった。彼女の夫であった門番の犬は、死者を彼女のところへ導く役目を負っている。 一方、父親に船から放り投げられ時に、セドナが船べりを掴んだ為、父親がそれらを斧で断ち割った時にセドナの切り落とされた指一つ一つがアザラシなどの海獣たちになったので、セドナはそれらの支配者にもなった。セドナはそれらを、彼女の最初の子供である人間達への恵みとして与えるのである。 セドナは魚たちの回遊をも支配し、また地上にいた頃の自分に起こった不幸への怒りから嵐を起こすので、不漁の時などには人間達はセドナのお告げを聞こうとする。人間のシャーマンは時に魚となって海に入っていき、指を失ったセドナのために彼女の髪を結ったり髪をとかしたりしてやると、女神は喜ぶのだという。
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