スペースシャトルの機体
オービター、外部液体燃料タンク、固体ロケット・ブースター3つの構成要素からなるスペースシャトル
スペースシャトルは、3つの部分から構成されています。オービター(宇宙飛行士と荷物を運ぶ宇宙船)と、それを打ち上げるための外部液体燃料タンク、2基の固体ロケット・ブースターです。
オービターは三角の翼がついた航空機のような形で、中型旅客機ほどの大きさです。長さは37m、翼の幅24m、重さ85tです。オービターの前部はコックピットで、気密室のため宇宙服なしで生活できます。
オービターの後部には、メインエンジン3基と小型エンジンが積まれています。外部燃料タンク(オレンジ色のタンク)はスペースシャトルの中では最大のもので、長さが47m、直径は8.4mあります。タンクの内部は2つに分かれていて、液体酸素と液体水素の燃料が積み込まれます。
2基の固体ブースター(白いロケット)は、外部燃料タンクの両わきにはさみこむように取り付けられています。それぞれの長さが46m、直径は3.7mです。1,500tの推力を生み出しスペースシャトルを高度およそ40kmまで上昇させます。スペースシャトル全体では長さ56m、高さ23m、総重量2,000tです。そのうちの約1,800tが、液体燃料と固体燃料です。
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