スタンピーテイル・スミスフィールド・キャトル・ドッグ
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「スミスフィールド・キャトル・ドッグ」の記事における「スタンピーテイル・スミスフィールド・キャトル・ドッグ」の解説
スタンピーテイル・スミスフィールド・キャトル・ドッグ(英:Stampy-tail Smithfield Cattle Dog)とは、イギリスのイングランド原産の牧牛犬種である。通常のスミスフィールドの亜種で、それとの違いは尾の長さである。牧牛犬は牧羊犬と違ってあまり走るスピードを必要としないため、かつては長い尾を持たなくてもよいと考えられていた。租税を逃れて牧牛犬であることを証明する必要があったため、尾を短く断尾することが推薦されていた。オールド・イングリッシュ・シープドッグがボブテイルというニックネームを持つのは、このことが関係している。しかし、生後まもなく尾を切ることは残酷であると考えた人物がスミスフィールドの尾が短い個体を集めて選択繁殖し、牧牛犬だが断尾をする必要が無いスタンピーテイル種が作出された。これは尾の長さが非常に短い犬種で、尾の長さは4cm以下と非常に短いが、ふさふさした飾り毛が生えている。中には無尾の個体もいる。本種は断尾された犬に比べて脊髄等の変形症にかかるリスクがある程度軽減されていて、通常のスミスフィールドに負け劣らない牧牛能力を持っていたといわれている。 本種もオーストラリアへ輸出され、改良が加えられてスタンピーテイル・オーストラリアン・キャトル・ドッグに姿を変えた。その後本種はイギリスのものも含めて絶滅してしまったが、スタンピーテイル・オーストラリアン・キャトル・ドッグ作出の際に他の数種の犬種も使われたため、尾が短いこと以外の特徴はあまり受け継いでいないのが現状である。
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