シノップ
英語:Sinop
トルコ北部、黒海沿岸にある町。突き出た岬にあり、天然港となっている。古代ギリシアの哲人「シノペのディオゲネス」が生まれた土地でもある。
クリミア戦争の開戦間もない1853年、ロシア海軍がシノップにおいてトルコ海軍を急襲(シノップ海戦)。これを機にイギリス・フランスの両国がロシアと戦争することとなった歴史がある。
2011年1月現在、トルコはシノップに原子力発電所(シノップ原発)の建設を計画しており、1月25日からトルコの首都アンカラで、日本とトルコとの間で原子力協定を締結するための交渉を開始している(日トルコ原子力協定)。協定が締結されれば、原発の建設受注などが可能になる。
シノプ【Sinop】
スィノプ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/11/08 02:42 UTC 版)
スィノプ(トルコ語: Sinop)または、シノーペー(ギリシア語: Σινώπη Sinṓpē)は、トルコ北部のスィノプ県の県都である。古代にはパフラゴニア地方にあたる地域であり、歴史的にはシノーペーとして知られている。シノプ[2]、 シノップ[3]、シノペ、シノーペ。古代名はシヌワ(Sinuwa)であり、イスラーム世界の学者・旅行家は町をサヌーブ、シナーブ、シーヌーブと呼んだ[4]。
- ^ TÜRKİYE İSTATİSTİK KURUMU 2013年6月10日閲覧
- ^ シノプ【Sinop】 大辞泉
- ^ a b 三菱重工と仏アレバ、トルコの原発建設プロジェクトに署名 ブルームバーグ 2013年5月4日 2013年6月10日閲覧
- ^ a b c d e f g h 『シルクロード事典』、136-138頁
- ^ a b この国と原発:第6部・輸出の最前線で今/上(その2止) 悲願へトルコしたたか 毎日新聞 2012年07月11日 東京朝刊2013年6月12日閲覧
- ^ シノプ(しのぷ) 日本大百科全書(小学館)
- ^ a b 地球の歩き方編集室編『イスタンブールとトルコの大地(2013‐2014年版)』、439-441頁
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q 由利「シノップ」『世界地名大事典』3、477-478頁
- ^ 別枝篤彦「シノプ」『世界地名大事典』6巻収録(朝倉書店, 1973年)、475頁
- ^ バットゥータ『大旅行記』3巻、394-395頁
- ^ バットゥータ『大旅行記』3巻、395頁
- ^ バットゥータ『大旅行記』3巻、393頁
- ^ バットゥータ『大旅行記』3巻、331-332頁
- ^ 地震国トルコは原発推進 人口増の新興国は「電力」優先 MSN産経ニュース、2011年6月25日
- ^ http://www.weatherbase.com/weather/weatherall.php3?s=62071&refer=&units=us&cityname=Sinop-Turkey
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