ジャーナリズム - 辛辣な批判
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/25 01:45 UTC 版)
「カメル・ダウド」の記事における「ジャーナリズム - 辛辣な批判」の解説
1994年にアルジェリアのフランス語新聞『コティディアン・ドラン (オラン日報)』に社会面の記者として採用され、1997年から「ライーナ・ライクォーム(私の意見、あなたの意見)」と題するコラムを連載した。主に政治・社会問題を論じるこのコラムは人気を博し、フランス語新聞としては最も多くの読者を獲得することになった。彼は「ライーナ・ライクォーム」で暗黒の10年(アルジェリア内戦)、石油大国アルジェリアにおける貧困、偏狭さと蒙昧主義を批判する。とりわけ、アブデルアジズ・ブーテフリカ政権(1999 - 2019年)を日々辛辣に批判し、「宮殿から墓場へ直行したがっている自己愛に溺れた独裁者」だというブーテフリカとその取り巻きが「どのような役割を果たしているか、何を考えているか、どのような策略を弄しているか」を暴く。もう一つの標的はイスラム原理主義である。彼は、「イスラム原理主義は解決にはならない。宗教は安定や均衡をもたらすわけではなく、原動力にもならない」と主張する。この結果、ダウドは政府の検閲を受け、イスラム原理主義者からは、棄教者、アッラーに服従しない者、入植者の仮面を被っている者といった批判を受け、殺害脅迫を受けている。しかし、彼は「(彼が)イスラム原理主義者以上にコーランを深く理解しているからこそ、(彼らは)余計に腹が立つのだ」という。
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