システインリッチドメイン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/26 16:55 UTC 版)
「Frizzled」の記事における「システインリッチドメイン」の解説
Frizzledタンパク質には、いくつかの受容体型チロシンキナーゼなど、多様なタンパク質に保存されているシステインリッチドメインが存在する。キイロショウジョウバエDrosophila melanogasterでは、FrizzledファミリーのメンバーはWntに対する細胞表面受容体として機能するようである。Frizzledは7回膜貫通受容体のクラスに属し、細胞外に位置するシステインリッチドメインがWnt結合ドメインとして示唆されている。Frizzledのシステインリッチドメインと配列類似性を示す受容体型チロシンキナーゼには、MuSK(英語版)、NSK2、ROR1(英語版)、ROR2(英語版)など、発生に関与するものが含まれる。このドメインの構造は既知であり、主にαヘリックスから構成される。このドメインには10個の保存されたシステイン残基が存在し、5個のジスルフィド結合を形成している。
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