ゴールポスト及びネット
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/02/20 03:38 UTC 版)
「ホッケーリンク」の記事における「ゴールポスト及びネット」の解説
リンク氷上の両端のゴールライン中央には、金属製の枠と繊維製の網で作られた「ゴール」がある。アイスホッケーの試合においてはこの「ゴール」にパックを入れることにより、得点が競われる。ゴール開口部の大きさは幅6フィート(1.83m)、高さ4フィート(1.22m)である。ゴールを構成する金属製の枠のうち、ゴールラインから垂直に伸張している部分のパイプを「ゴールポスト」、そのゴールポストに繋がってリンク表面と並行な部分を「クロスバー」と呼ぶ。 ゴールの枠は、ゴールラインの後方にも44インチ(1.12m)伸張し、その角は半径20インチ(50.8cm)の丸みが付けられている。このゴールフレームの丸みを帯びた部分がないと、アイスホッケーがゴールの背面でもプレーを行うことが可能であるという特色を有することから、ネットの背後にいる選手がゴールフレームに沿ってパックを前方に正確にパスできるようになってしまう。この丸みによって、パックはあらぬ方向に跳ね返ることとなり、両チームにとって偶然性がもたらされる。 ゴールフレームの背面は網によって覆われており、ゴールの空間内にパックが止まる役割を果たしている。ゴールポストとクロスバーは赤色に塗られている。ゴールフレームのその他の部分は白色に塗られている。また、ゴールフレームの内側は、ゴールに入ったパックが跳ね返って外に飛び出さないように衝撃を吸収するパッドが施されている。 ゴールフレームは、柔軟性のある杭でリンクの氷上に固定されているが、これは勢い余った選手がゴールに衝突する事態に備えて自由に動くことを確保するためである。なお、柔軟性のある杭を用いる場合には整氷車で修復することができないほど直径の大きな穴をあける必要があるために、その他の競技にも併用する多目的リンクにおいては、ゴールの固定のため氷の中に4分の1インチ(1cm)程度食い込む金属製のピンが用いられることもある。
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