コーシー積
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/12/01 09:56 UTC 版)
初等解析学におけるコーシー積(コーシーせき、英: Cauchy product)は、二つの無限級数に対する離散的な畳み込み積である。名称はフランス人数学者のオーギュスタン・ルイ・コーシーに因む。
注釈
出典
- ^ Canuto & Tabacco 2015, p. 20.
- ^ Bloch 2011, p. 463.
- ^ Canuto & Tabacco 2015, p. 53.
- ^ Mathonline, Cauchy Product of Power Series.
- ^ Weisstein, Cauchy Product.
- ^ 高木 1983, p. 146.
- ^ 高木 1983, pp. 146–147.
- ^ 高木 1983, pp. 147, 185.
- ^ Denlinger, p. 492.
- ^ Knopp 1954, p. 321.
- ^ Queffélec & Zuily 2013, p. 199, バナッハ–シュタインハウスの定理の直接の帰結として
- ^ Hardy 1973, remarque p. 228; Theorem I p. 43-46, 正則な線型総和法の一般性質を用いた(長いが初等的な)証明がある(シルバーマン–テープリッツの定理の項も参照)
- ^ Denlinger 2011, p. 489; Knopp 1954, p. 148.
- ^ Knopp 1954, p. 488, さらなる整数 α, β に対して示している
- ^ Hobson 1926, p. 76, 一般の場合を示している: 特定の場合はチェザロ, 一般の場合はクノップによる.
- ^ Chapman 1911, p. 378, の簡明な証明から従う.
- ^ Andersen 1918, p. 23.
- 1 コーシー積とは
- 2 コーシー積の概要
- 3 例
- 4 収束半径
- 5 一般化
- 6 脚注
コーシー積
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/27 07:17 UTC 版)
詳細は「コーシー積」を参照 実または複素数を項とする二つの収束級数 ∑ n = 1 ∞ a n , ∑ n = 1 ∞ b n {\textstyle \sum _{n=1}^{\infty }a_{n},\quad \sum _{n=1}^{\infty }b_{n}} のコーシー積とは、各級数の係数列の畳み込み c n = ∑ k = 1 n a k b n − k {\textstyle c_{n}=\sum _{k=1}^{n}a_{k}b_{n-k}} を項として定まる級数 ∑cn である。これは少なくともどちらか一方が絶対収束するならば、各級数の収束値の積に収束する。 定理 ∑ n = 1 ∞ a n = A , ∑ n = 1 ∞ b n = B {\displaystyle \sum _{n=1}^{\infty }a_{n}=A,\quad \sum _{n=1}^{\infty }b_{n}=B} であるとき、その少なくとも一方が絶対収束ならば ∑ n = 1 ∞ c n = A B {\displaystyle \sum _{n=1}^{\infty }c_{n}=AB} が成立する。
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