ケネディ家との関係
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/21 03:36 UTC 版)
「サム・ジアンカーナ」の記事における「ケネディ家との関係」の解説
実業家で投資家でもあったジョセフ・P・ケネディとは禁酒法時代から関係があり、違法酒を扱っていたケネディとコステロとの仲が険悪になったとき、間をとりもったと言っている。 ジョセフ・P・ケネディの息子のジョン・F・ケネディの愛人のジュディス・キャンベル(英語版)(元々はフランク・シナトラの友人)は、ジアンカーナの情婦でもあり、キャンベルを通じてケネディは票集めの資金を彼のもとに運んでいたといわれている。キャンベルに「俺がいなかったらお前のボーイフレンドはホワイトハウスに住めなかっただろう」とケネディが大統領になった後に言った。ケネディ暗殺後に公開された資料によると、ホワイトハウスでの彼女との通話記録は70回を数え、2人っきりの食事が20回はあったという。 大統領選挙の予備選挙ではケネディは選挙不正を行う過程でマフィアに対して借りを作ったため、ジアンカーナなどマフィアのボスたちは「ケネディが大統領になれば、アメリカを裏から操れる」という野望を持っていた。ジアンカーナは大統領選挙でもケネディの不正に手を貸し、イリノイ州の票を開票する保安官を買収してケネディを勝たせたという事実が明らかになっている。その後大統領に就任したジョン・F・ケネディが、弟で司法長官のロバート・ケネディと共にマフィア封じ込め政策を展開するなど、「マフィアを裏切った」ときは相当落ち込んでいたが、次第にそれは怒りに変わり、友人に「ジョセフ・P・ケネディは史上最大の悪党の一人だ」と言っていた。これらの事を受け、「ケネディ暗殺の黒幕」と言われることも多い。 他の著書によると、サムはチャックに「ケネディを殺したのはマフィアとCIAだ」と言ったことがある。そのときの話によれば、「(ケネディと大統領選挙で争った)リチャード・ニクソンやリンドン・ジョンソンも知っていたし、ダラス警察の幹部も関わっていた」と話していたというが、真実か否かは実証されていない上に、「自らの容疑をそらすための発言」と言われることもある。
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