クロノス (時間の神)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/19 07:58 UTC 版)
クロノス(古代ギリシャ語: Χρόνος, ラテン文字転写: Chronus)は、「時」を神格化したもの。シュロスのペレキューデースによって創作された神で、彼の Heptamychia に登場する。ヘーシオドスの『神統記』を初め、アポロドーロス、ヒュギーヌスらによる通常のギリシア神話には見られない。カオスから生じた原初神であるという説[1]がある。
- ^ 英語版のテンプレートでも "primordial deities"(原初神)に掲げられているが、前述の通りシュロスのペレキューデースのほかは、ヘーシオドスの『神統記』などには見えない。また、「カオスから生じた」のであれば、それは原初神とは言えない。
- ^ 古典ギリシア語においてκは無気音、χは帯気音を表していたが、砕けた発音ではしばしば気息は無視された。因みに、現代ギリシア語では、κとχはそれぞれ無声軟口蓋破裂音と無声軟口蓋摩擦音となっている。
- ^ 尾崎太一「時間は存在するのか」『Newton』第44巻第3号、ニュートンプレス、2024年1月26日、71頁、ISSN 0286-0651、JAN 4910070470343。
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- 2 クロノス (時間の神)の概要
- 3 関連項目
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