クレタ島から騎兵隊長まで
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/08 15:31 UTC 版)
「メガロポリスのフィロポイメン」の記事における「クレタ島から騎兵隊長まで」の解説
紀元前221年にフィロポイメンは戦争中のクレタに傭兵隊長として渡って戦った。10年間後の帰国に際して彼はアカイア同盟の騎兵指揮官に任命された。当時のアカイアの騎兵たちは惰弱であったため、彼はそれを勇猛な騎兵に鍛え上げた。同じ年にフィロポイメン率いるアカイア軍はラリソス川でアイトリア・エリス連合軍と戦って破り、自らの手で敵将デモファントスを討ち取った。この勝利によってフィロポイメンの名声はギリシア中に響いた。また、彼はアカイア同盟の歩兵の装備を改革しもした。これまでのアカイア軍の装備は短い槍と軽く薄い楕円形の盾であり、これは遠距離での戦いには有利でも白兵戦においては不利で戦列は簡単に突破されていた。彼はファランクスを形成するに都合が良い長槍と丸盾に変えた。
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