クリーン・ベンチ

デジタル大辞泉

クリーン‐ベンチ【clean bench】

読み方：くりーんべんち

作業対象物に空気中や周囲のちりなどが付着しないように管理された作業台。特に微生物などの混入を防ぎ、無菌操作ができるものはバイオクリーンベンチともいう。防塵(ぼうじん)台。無菌実験台。無菌作業台。

バイテク用語集

クリーン・ベンチ

【英】： Clean Bench

無菌実験台ともいう。

ウイルス、大腸菌、培養細胞などの取扱いにおいて、外部からの雑菌の混入、外部への生物汚染を防ぐ工夫がされている実験台。

HEPAフィルター（空気から微粒子を除去する高性能フィルター）を通した無菌空気を実験台内部へ送ることにより雑菌による汚染を防ぎ、ベンチ内の菌などが外に出ないよう再びHEPAフィルターを通して空気を外部へ排出されるように工夫されている。

・ ウイルス

ウィキペディア

クリーンベンチ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2024/03/23 05:33 UTC 版)

クリーンベンチ（和製英語：Clean bench、英語：Laminar flow cabinet）とは、生物学、生化学的な研究に用いられる、埃や環境微生物の混入（コンタミネーション）を避けながら作業を行う（無菌操作）ための装置である。周囲からの微生物の混入を避けるため、作業を行う机の上のようなスペースの周囲に壁と天井を設けた、箱のような構造をしており、濾過（精密濾過）した空気を作業スペースに吹き付けることで無埃、無菌の状態に保つものである。