クリスタルバレイ構想
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「むつ小川原開発計画」の記事における「クリスタルバレイ構想」の解説
液晶ディスプレイ産業の集積を目指し、2001年に県主導でクリスタルバレイ構想が始動した。2001年7月に同構想に基づく進出第一号として、エーアイエス株式会社が操業開始した。エーアイエスはアルプス電気・カシオ計算機・セイコーインスツル・日立化成工業・アンデス電気・アンデスインテックの6社の出資により、日本初のオーダーメイド型リース工場として液晶パネルの製造を行った。次いで、2006年4月に東北デバイス株式会社が操業を開始した。東北デバイスは登記上の本社を岩手県花巻市に置くベンチャー企業で、白色有機ELパネルを製造していた。しかし、2010年7月に東北デバイスが民事再生法を申請、ついで同年11月にエーアイエスが破産申請し、相次いで破たんした。産業構造の変化や中国や韓国の台頭により、県は2010年7月に、同構想の抜本的見直しをすることとなった。東北デバイスについては、2010年9月にカネカの100%出資により設立されたOLED青森株式会社が事業を継承した ^ クリスタルバレイ構想(青森県サイト) ^ むつ小川原開発地区のご紹介(新むつ小川原) ^ “倒産速報-東北デバイス”. 東京商工リサーチ (2010年7月2日). 2011年8月1日閲覧。 ^ “倒産速報-エーアイエス”. 東京商工リサーチ (2010年11月30日). 2011年8月1日閲覧。 ^ “クリスタルバレイ構想 抜本見直しへ”. デイリー東北. (2010年7月22日). http://www.daily-tohoku.co.jp/news/2010/07/22/new1007220901.htm 2011年8月1日閲覧。 [リンク切れ] ^ 2010年9月29日付カネカプレスリリース Archived 2011年6月9日, at the Wayback Machine.
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