クラッシュダンプ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/02 19:09 UTC 版)
「ブルースクリーン」の記事における「クラッシュダンプ」の解説
Windows NT系OSは、クラッシュダンプと呼ばれる、障害解析ファイルの作成機能がある。クラッシュダンプは、その発想はUNIXのコアダンプと共通するものがあるが、大きな相違点としてクラッシュが発生した時の保存情報を全メモリ、カーネルメモリ、最小から選択できる点である。初期設定ではC:\Windows\Minidumpに保存される。変更は可能。サポートを受ける際にマイクロソフトにシステム状況を提出したいのであれば、クラッシュダンプファイルを作って提出すると何が原因で青画面が発生したのか分析してもらえる可能性がある。ただしあくまで可能性であり、クラッシュダンプファイルからは「何かが壊れた」程度の情報しか出てこない場合も珍しくない。 デバイスドライバを作る事が出来る程のスキルのあるプログラマは、クラッシュダンプファイルから有意な情報を得ることができる。逆を言えば、その水準に達していない人々には何の価値もない。逆に期待していない情報が流出する可能性もある。デコード済みのパスワード、セキュリティトークン、クラッシュ時点で操作していたメモリ上に存在していたあらゆる情報、そしてプライバシーが保存される。これらの情報の漏洩を望ましくないと思うのであれば、クラッシュダンプファイルは他者に渡すべきではない。
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