キリコ・キュービィー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/06 08:51 UTC 版)
キリコ・キュービィーは、テレビアニメ『装甲騎兵ボトムズ』の主人公である架空の人物。TV本編の他、同作の後日譚または前日譚として制作された、OVA『ザ・ラストレッドショルダー』『ビッグバトル』『野望のルーツ』『赫奕たる異端』『ペールゼン・ファイルズ』『幻影篇』『孤影再び』及び小説『孤影再び』『チャイルド 神の子篇』でも主人公を務める。声優は郷田ほづみ。
- ^ 『装甲騎兵ボトムズ』第35話より
- ^ キリコはイプシロンとの決闘に際して特製のミッションディスクをプログラムしたが、それすらキリコの凄まじい機動により戦闘後に焼け焦げてしまっていた。
- ^ 『装甲騎兵ボトムズ 赫奕たる異端』最終話で死を目の前にしたフィアナは、「わたしと同じ」「普通の人ではない」という理由でテイタニアにキリコを愛する女としての後継を願っている。
- ^ 『装甲騎兵ボトムズ』第5話より。秘密結社に捕らえられセルジュ・ボロー司祭から「汝は何処から来て何処に去るものや?」と問われた際にキリコは「神なら死んだはずだ」「神は死んだ」と繰り返す。
- ^ 『装甲騎兵ボトムズ ザ・ラストレッドショルダー』より。ヨラン・ペールゼンはキリコを「超人」と見なしており、パーフェクトソルジャーが「衝動でなく判断によって戦うようになればキリコ以上の超人」になると語っている。
- ^ 劇中、どこまでも個人であり続けるキリコを支配したり組織に組み込もうとした人物は何らかの形で必ず滅ぼされてしまう。唯一キリコを支配しえたフィアナですら短命を宿命づけられた。故にマーティアル教団から彼は「触れ得ざる者」とされた。そしてキリコはいかなる状況に至っても絶対に死ぬことが無く、生物学的にも社会的にも本人が自殺することすらできない。ヨラン・ペールゼンは彼のその特異性、奇跡的生存性を生物学や遺伝学で理解しようとした。が、32年後。医師ゴディバは人智を超えたキリコの不死身ぶりを「奇跡だ! 神秘だ!」と感嘆し、マーティアル第713代法王モンテウェルズは、全くの「偶然」によりキリコが宇宙漂流状態から甦ったことについて、「奴が異能者と呼ばれる所以か……いや、ひょっとしたら……わからん」と、キリコの正体について、従来語られた「異能者」という以上の何かであることをほのめかす発言を残している。
- ^ フリードリヒ・ニーチェ 、『ツァラトゥストラはこう語った』の項参照。
- ^ “『ボトムズ』主人公「キリコ」の名前の元ネタは『ブラック・ジャック』という誤解 ホントの由来は?”. マグミクス. 2023年12月6日閲覧。
- 1 キリコ・キュービィーとは
- 2 キリコ・キュービィーの概要
- 3 異能者としての力
- 4 搭乗機
- 5 こぼれ話
- 6 参考
固有名詞の分類
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