キュクロープスの巨石建造物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/17 06:14 UTC 版)
「キュクロープス」の記事における「キュクロープスの巨石建造物」の解説
イオーニア人・アカイア人・ドーリア人という第3派ギリシア人より前の時代のペロポネーソス半島ではミュケーナイ(ミケーネ)、ティーリュンス、アルゴスなどに代表されるミュケーナイ文明が栄えたが、それらは巨石によって城砦その他を築き上げるものであった。 遅れてこの地に入り定着した第3派ギリシア人は、先人が残した大掛かりな巨石建造物の数々を見るにつけ、これらを巨人キュクロープスの手になるものと考え、「キュクロープスの石造物(英語版)」と呼び倣わすようになったらしい。これは英国のストーンヘンジに代表されるストーンサークルやヨーロッパ各地のメンヒル、ドルメンといった巨石記念物が神秘的に見られ、巨人の遺した物と考えられたのに似ている部分がある。
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