キャップアンドトレード
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/29 02:21 UTC 版)
「排出権取引」の記事における「キャップアンドトレード」の解説
この方式は、まず具体的な削減目標を決め、その達成のために排出量に上限(キャップ)を定める。この上限をもとに各企業などに排出枠を配分し、実際の排出量との差分を取引(トレード)するものである。 上限(キャップ)を定める方式には複数ある。 国や行政単位ごとに排出量の総量を定め、次に産業別、企業別と次第に細かく定めていく方式。 それぞれの企業・産業ごとに理想的な排出量を定め、次に国・行政単位の排出量の総量を定める方式。(セクター別アプローチ) 排出枠の配分には大きく分けて3つの方式がある。 グランドファザリング - 削減を行わない場合の排出量あるいは過去の排出量を基準とし、無償で配分する方式。 オークション - オークションによって有償で配分する方式。 ベンチマーク - 理想的な標準の排出量を定め、それをもとに無償で配分する方式。
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