エンディングをめぐる論争
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/02 06:53 UTC 版)
「キング・オブ・コメディ (1982年の映画)」の記事における「エンディングをめぐる論争」の解説
映画研究者のデヴィッド・ボードウェルは、2003年に発表した著書『Film Viewer's Guide』の中で、本作のエンディングが現実であるか幻想であるかをめぐる論争が絶え間なく続いていることに言及している。 監督のマーティン・スコセッシは『黒水仙』のDVDコメンタリーで、マイケル・パウエル監督作品を参考にして本作が作られたことを明らかにしている。スコセッシによれば、パウエルの作品では現実と幻想は常に同一のものとして扱われ、幻想的なシーンも現実的に描かれていたという。スコセッシは本作の結末が現実であるか幻想であるかについて問われると回答を拒否したが、エンディングをめぐる論争はそれぞれの観客がどのように本作を観ているかを示すものであり、「幻想は現実よりも現実的なものだ」と話している。
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