エビオンは 【エビオン(Ebion)派】
エビオン派
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/11 10:18 UTC 版)
エビオン派(Ebionites)は、禁欲などが特徴の、初期キリスト教会時代の宗派の1つである。ヘブライ語で「貧しい者」を意味する「evyonium」が名の由来である。ユダヤ人キリスト教徒の一部(?)で自らを貧しい者(エビオン)と称した一派の説である。このエビオン派はトーラーを守り、禁欲的であったといわれ、3世紀から4世紀には消滅した。イエスはナザレのヨセフとイエスの母マリアとの子で、初めから神性があったわけではなく、洗礼を受けた際にキリストになった、としてパウロの説にある処女懐胎やキリストの神性を否定する[1]。この宗派の反パウロ思想は偽クレメンス文書にも見られる[2]。
- ^ D・A・v・ハルナック『教義史綱要』久島千枝、1997年、P.41。
- ^ “CATHOLIC ENCYCLOPEDIA: Clementines”. www.newadvent.org. 2022年3月11日閲覧。
- ^ a b c d “エビオン派・エビオン派福音書” (日本語). oishi-archives ページ!. 2020年11月14日閲覧。
- 1 エビオン派とは
- 2 エビオン派の概要
「エビオン派」の例文・使い方・用例・文例
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