インボリュートはす歯ギヤ
歯車軸に直角な断面の歯形形状が、インボリュート歯形であるはす歯歯車(歯筋方向が軸に対して傾斜している歯車)である。変速機内の常時噛み合いギヤは、ほとんどがこのタイプのギヤで、ねじれ角は25~35度である。平歯車よりも、歯筋が傾斜して長いぶんだけ噛み合い長さが増えるので、強度的にも、ギヤノイズの面からも有利なため採用している。しかし傾斜角の軸方向成分だけスラスト力(軸方向力)を生じるので、ベアリングはそれに配慮が必要である。
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