アーティスト個別の対策
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 16:16 UTC 版)
こういった海賊盤の違法リリースに対抗するミュージシャンも現れた。以下はその一例。 ミュージシャン対策ポール・マッカートニー ウイングスの1975年~1976年の音源がワンステージまるごと流出したため、販売価格が高くなるのを承知で『USAライヴ』(オーバー・アメリカ)として3枚組レコードとして発売された。また、ポールはその後もウイングスの1979年のイギリスツアー以外の大きなライヴツアーのほとんどをライヴアルバムとしてCD発売してきた。 グレイトフル・デッド 観客のライヴ音源の無償テープ交換を認め、会場の中には録音のためのスペースも確保されているという(そのため、音源の個人的売買は、一切認めていない)。 フランク・ザッパ 「ビート・ザ・ブート」と銘打ってブートレガーのリリースした海賊盤を内容、装丁そのままにオリジナルテープを用いてリリースした。現在もザッパの遺族によって、未発表のライヴ音源の正規発売事業が続けられている。 キング・クリムゾン 「The King Crimson Collectors' Club」などに代表されるように、既に海賊盤化されている多くのライヴ音源を正規盤として販売している。 ドアーズ WEBでの通販専門で未発表ライブ盤を販売。 ジミ・ヘンドリックス WEBでの通販専門で未発表ライブ盤を販売。 エマーソン・レイク・アンド・パーマー 未発表だった「展覧会の絵」を含む2枚組海賊盤アルバムを回収し、ミュージシャン側で録音してあった音源を公式にライブ・アルバムとしてリリースした。
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