アンジェロ・ポリツィアーノとは? わかりやすく解説

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ポリツィアーノ【Angelo Poliziano】

読み方:ぽりつぃあーの

[1454〜1494]イタリア詩人人文主義者プラトン哲学フィチーノ弟子メディチ家家庭教師として活躍晩年古典籍評釈などに努めた。詩「騎馬槍試合のスタンツェ」、詩劇オルフェオ物語」など。


アンジェロ・ポリツィアーノ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/16 12:55 UTC 版)

アンジェロ・ポリツィアーノ

アンジェロ・ポリツィアーノ(Angelo Poliziano 1454年7月14日 - 1494年9月29日[1])は、イタリアルネサンス人文主義者詩人

人物

モンテプルチャーノの出身で、本名はアンジェロ・アンブロジーニ。通称のポリツィアーノは出身地のラテン語読み(モンス・ポリティアヌス Mons Politianus)に因む。

1494年、死去。

生涯

トスカーナ地方中部のモンテプルチャーノに生まれる。孤児で貧しかったが[2]、フィレンツェでクリストフォロ・ランディーノに師事し、その才能を認められる。メディチ家当主ロレンツォの秘書となり[3]、同時に詩作を教え、長男ピエロの家庭教師になった。パッツィ家の陰謀の際に、ロレンツォを逃して命を救ったのはポリツィアーノだという。語学に堪能で、20歳にしてホメロスの『イーリアス』をラテン語に訳す。また、詩人としても著名で代表作に『騎馬槍試合のスタンツェ』がある。ボッティチェッリの絵画作品『春』などはポリツィアーノの詩に構想を得ているともいわれる[4]

日本語訳

  • アンジェロ・ポリツィアーノ『シルウァエ』 沓掛良彦
    月曜社「シリーズ・古典転生」、2023年12月。ISBN 978-4865031782

脚注

  1. ^ Poliziano Italian poet and humanist Encyclopædia Britannica
  2. ^ デ・サンクティス『イタリア文学史・上』現代思潮社、1970年、P.417頁。 
  3. ^ 野田又夫『ルネサンスの思想家たち』岩波新書、1963年、49p頁。 
  4. ^ ポンセ『ボッティチェリ《プリマヴェラ》の謎』勁草書房、2016年。 



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