アルキビアデスの乱入と演説
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/13 03:54 UTC 版)
するとそこにアガトンを祝うために酔っ払ったアルキビアデスが従者たちと共に遅れてやって来た。アルキビアデスは皆に迎えられ、アガトンに祝いのリボンを巻く。その後振り返ってソクラテスを見つけ驚いて叫ぶ。 アルキビアデスはソクラテスにもリボンを巻き、皆に酒を勧める。エリュクシマコスがアルキビアデスに今夜の経緯を伝え、エロース讃美の演説をするよう促すが、アルキビアデスは代わりにソクラテス讃美の演説をすると言い出す。 アルキビアデスは、表面的な装いと異なりソクラテスの自制心と勇敢さがいかに甚だしいものであるかを、自分がどんなに誘惑しても落とせなかったことや、ポティダイアの戦いでの活躍を例に出し、賞賛する演説を行う。 演説を終えてアルキビアデスとソクラテスとアガトンが雑談をしていると、大勢の酔っ払い客がやって来て家中大騒ぎとなり、解散となった。
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