アテナニケ神殿とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > デジタル大辞泉 > アテナニケ神殿の意味・解説 

アテナ‐ニケ‐しんでん【アテナニケ神殿】

読み方:あてなにけしんでん

Naos tis Athinas Nikis/Ναός της Αθηνάς Νίκης》ギリシャ首都アテネアクロポリス入口にある神殿パルテノン神殿が建つ聖域への入口にあたる前門プロピライア」の右手前に位置する紀元前5世紀ペルシア戦争勝利を記念し建築家カリクラティスの設計建造勝利の女神ニケにより翼を切られアテナの像が置かれていた。イオニア式美しい列が有名。


アテーナー・ニーケー神殿

(アテナニケ神殿 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/26 09:24 UTC 版)

アテーナー・ニーケー神殿(アテーナー・ニーケーしんでん)はギリシャアテネのアクロポリスにあったアテーナーを祭った神殿である。ニーケーギリシア語で「勝利」を意味し、知恵の神としてのアテーナーをアテーナー・ニーケー (Athena Nike) として祭っていた。アクロポリス上の最初期のイオニア式神殿で、アクロポリスの入口(プロピュライア)の右、急峻な稜堡の南西角に位置していた。ここで市民は長く続いたスパルタとの戦争(ペロポネソス戦争)の勝利を祈って女神を祭った。アテーナー・ニーケー神殿はアテナイがギリシアの主要なポリスとなる野望を表したものだった。神殿はアクロポリスへの大階段の南の側面上の稜堡最上部にあり、そこがアテーナー・ニーケーの聖域とされていた。プロピュライアから入ったところにある壁で囲まれたアクロポリス本体の聖域に対して、ニーケーの聖域はプロピュライアの南西翼から、および北の狭い階段から入れるようになっていた。稜堡の急峻な壁は北面、西面、南面に手摺があった。手摺のフリーズにはニーケーが勝利を祝いアテーナーに生贄を捧げている様子が描かれており、「ニーケーの手摺 (Nike Parapet)」と呼ばれていた。




「アテーナー・ニーケー神殿」の続きの解説一覧

「アテナ・ニケ神殿」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

アテナニケ神殿のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



アテナニケ神殿のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのアテーナー・ニーケー神殿 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2024 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2024 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS