三省堂 大辞林 |
わだかま・る 4 0 【▼蟠る】
(1)不平・不満などが解消されないで残る。心が晴れない。
「不満が―・る」
(2)とぐろを巻く。
「竜蛇の―・るがごとく/日光山の奥(花袋)」
(3)くねり曲がる。
「七曲に―・りたる玉/枕草子 244」
(4)心がねじけまがる。
「先ノゴトク―・ッテ身ヲバタバカルトモ/天草本伊曾保」
(5)他人の物を盗んで自分のものにする。横領する。
「然れども勘十郎おのれ一旦主人の金子を―・り/浄瑠璃・五十年忌(下)」
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出典:Wiktionary |
「わだかまる」の用例一覧
海野十三 浮かぶ飛行島 (青空文庫)
シンガポールの港を出ると、それまでは東へ進むとはいえ、ひどく南下航路をとっていたのが、ここで一転して、ぐーっと北に向く。 そこから、次の寄港地の香港まで、ざっと三千キロメートルの遠方である。その間の南北にわだかまる...
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坂口安吾 ジロリの女 ——ゴロー三船とマゴコロの手記—— (青空文庫)
浦博士は言った。 博士は人に接触する職業の人であるから、人間通で、人の接触つながりに就ての呼吸を心得ている。それで私の場合も、衣子と私とのツナガリにわだかまる急所のところを、こうズバリと言ってのけて、つま...
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坂口安吾 戦争論 (青空文庫)
によって受けた利益は、非情なる歴史的観察に於ては、被害以上となる筈である。 徳川以来、否、記紀時代以来からわだかまる独尊性や鎖国性に、ともかく、はじめて、正しい窓をあける機会を得た。まだ機会を得たというだけで、正し...
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