ひん岩(porphrite)
火成岩の一種。 斜長石および鉄苦土鉱物などのはん晶と中粒完晶質の石基からなり、一般には岩脈、時には溶岩流となって現われる。縁辺部は閃緑岩や輝緑岩に移行していることもある。
砕石としては好適である。ひん岩
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/12 16:02 UTC 版)
ひん岩(玢岩、ひんがん、porphyrite)は、中性の半深成岩。斑状組織をしており、斑晶は斜長石で、カリ長石を含まないものを指す。岩脈として産することが多い。 なお、カリ長石の斑晶をもつものは斑岩(porphyry)といい、ひん岩とは区別されるべきであるが、近年では斜長石の斑晶をもつものであっても斑岩の名称を用いていることがあり(例えば、閃緑斑岩)、混乱を生じている。 もともとは、カール・ハインリヒ・ローゼンブッシュが中生代以前の安山岩に対して用いた。
- 1 ひん岩とは
- 2 ひん岩の概要
「ひん岩」の例文・使い方・用例・文例
- ひん岩という岩石
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