つもり

デジタル大辞泉

つ‐もり【津守】

読み方：つもり

津を守る人。港を守る番人。

「住吉(すみのえ)の—網引(あびき)の浮けの緒の浮かれか行かむ恋ひつつあらずは」〈万・二六四六〉

つもり【積（も）り】

読み方：つもり

１ 前もってもっている考え。意図。心ぐみ。「成功する—でいる」「怒らす—ではなかった」

２ 実際はそうでないのに、そうなったと仮定した気持ち。「死んだ—で働きます」「親の—で世話する」

３ 予想して計算すること。見積もり。「—がはずれる」

４ 酒宴で、その酌で終わりにすること。おつもり。「これで今晩は—にしよう」

５ 積もること。重なること。

「人の心をのみ動かし、恨みを負ふ—にやありけむ」〈源・桐壺〉

６ 限度。かぎり。

「銀(かね)も使ふ—あるものぞかし」〈浮・俗つれづれ・二〉

[補説] 1〜3は「心算」とも当てて書く。

[下接語] 御(お)積もり・見積もり（づもり）粗(あら)積もり・大積もり・木積もり・心積もり・値積もり・腹積もり・胸(むな)積もり・目積もり

日本語活用形辞書

ツモり、積もり、積り

読み方：つもり

ラ行五段活用の動詞「ツモる」「積もる」「積る」の連用形である「ツモり」「積もり」「積り」、あるいは連用形が名詞化したもの。

終止形

ツモる  » 「ツモる」の意味を調べる
積もる  » 「積もる」の意味を調べる
積る  » 「積る」の意味を調べる

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京ことば

つもり

京ことば	意味
つもり	心ぐみ

隠語大辞典

積

読み方：つもり

1. 酒席にてその酌限りに終りとすること。おつもりといふ。
2. 酒宴の席にて、その杯の酌で終りにするといふこと。
3. 酒盃をその酌かぎりで納めること、即ち宴の終りにするの意。

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Wiktionary日本語版（日本語カテゴリ）

つもり

出典:『Wiktionary』 (2021/08/18 11:56 UTC 版)

語源

古典日本語「つもり」 < 「つもる」の連用形。

名詞

つもり【積（も）り】

1. 前以ての考え。意図。
   • アメリカに留学するつもりです。
2. 心の準備。予定に対する心構え。
   • 来週は社長面接がありますのでそのつもりでいて下さい。
3. 実際はそうでないがそうなったかのような気持ち。
   • 相手の立場に立ったつもりで考えてみるといい。
   • 分かったつもりになっていた。
4. 見積もり。
5. 積もること。

発音^(?)

東京アクセント

つ↗もり

京阪アクセント

↗つもり

動詞

つもり

1. 「つもる」の連用形。

語源

「つもる」の連用形。

名詞

つもり【積もり】

1. 積（つ）もること。
2. 見（み）積（つ）もり。推測。推量。
3. 限度。限界。

発音

三拍名詞一類

平安時代

↗とぅもり

室町時代以降

↗つもり

諸言語への影響

• 現代日本語: つもり

Weblio日本語例文用例辞書

「つもり」の例文・使い方・用例・文例

• 君と出かけるつもりはない
• ごめんなさい，グラスを割りました．そのつもりはなかったのです
• 彼女はあとから思いついて買い物に行くつもりだと言った
• 二度と再びこんなことをするつもりはない
• 私は老後に備えて貯金をするつもりだ
• ちゃんと準備ができるまで始めるつもりはありません
• 彼はすでに３台車を持っているがさらにもう１台買うつもりだ
• どういうつもりなんだ
• 彼は君にクリスマスのすばらしいごちそうをしてくれるつもりだよ
• 私は彼を過去の様々な犯罪のかどで処罰をするつもりだ
• 1日休みをとれるか上司に聞いてみるつもりだ
• その母親は子どもの才能を引き出すつもりだ
• その金を来期に繰り越すつもりです
• その事業を推進するつもりです
• 今週末は睡眠不足を取り戻すつもりだ
• こんどの週末は必ず君とスキーに行くつもりだ
• 皆入るつもりなら，詰めなきゃならないよ
• 彼女の手紙から彼女が裁判に訴えるつもりだということがはっきり伝わってきた
• 私は今それについて詳しく述べるつもりはない
• あなたのおっしゃることに異論を差し挟むつもりはありません