新規IP
新規IPとは、主にゲーム関連の用語で、従来作品の知的財産(Intellectual Property)を使用せずに一から制作された「完全新規の」タイトルという意味で用いられる語である。
単に「新作ゲーム」と述べる場合、新らに制作され発売されるゲーム作品全般を指すことになり、既存シリーズ作品のナンバリングタイトルや外伝、スピンオフ作品などのゲームも含まれる。新規IPは、こうした資産を活用せずに制作されたゲームという意味で特に用いられる。
過去に発表された作品の知的財産は、新規IPに対して「既存IP」と呼ばれることが多い。
過去に発売されて人気を博したタイトルやキャラクターはブランドとして確立されており、安定した人気が見込める。ただしキャラクター像や世界観を少なからず引き継ぐことになるため、革新的な新しさや未知の興奮といった要素を提供することが難しくなる。昨今の(特に日本国内の)ゲーム業界では、新作タイトルも既存IPの割合が多く、新規IPは出にくい傾向にあると指摘されている。
任天堂が2014年に発表したTPS型ゲーム「Splatoon」は、任天堂の大型の新規IPとして注目を集め、翌2015年に発売されると世界中でめざましい売れ行きを記録し話題となった。
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