ごせっく

デジタル大辞泉

ご‐せっく【五節句／五節供】

読み方：ごせっく

年間の五つの節句。人日(じんじつ)（正月7日）・上巳(じょうし)（3月3日）・端午(たんご)（5月5日）・七夕(しちせき)（7月7日）・重陽(ちょうよう)（9月9日）。

世界宗教用語大事典

ごせっく 【五節句】

句は供とも。日本で行われていた五度の節句（式日）。正月七日（人日）・三月三日（上巳）・五月五日（端午）・七月七日（七夕）・九月九日（重陽）など。一八七三（明治六）年一月政府はこれを廃止する令を出し公には廃止されたが、民間では継続された（なお、平安時代、宮中では五節会を行い、元日・白馬・踏歌・端午・豊明などであった）。

人形辞典

ごせっく〔五節句〕

昔の１年のうちおもな５つの節句。１月７日の人日（七草節句、白馬の節会）、３月３日の上巳（桃の節句）、５月５日の端午（菖蒲の節句）、７月７日の七夕（星祭）、９月９日の重陽（菊の節句）の５つの節句をいう。節句とは本来、季節の節目に神に供する食物の意。ゆえにもとは節供と書かれた。

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五節句（ごせっく＝又は、五節供とも書く）

節とは季節の変わり目の事を言い、中国暦(太陰太陽暦)で言う一年を二十四の節目に分けた「二十四節気」を補うものとして定められたものの一つで、暦の内でも最も気候の変わり目が激しい節目に当たる五つの節を付設し、この期を無事に過ごせるようと無病息災の厄祓い日とした風習が日本に伝来したものです。
「節句」の語源は、宮中・公家・武家の行事において、天皇や上皇又は将軍などが供した飲食物を供御(くご＝くぎょ、とも言う)と言い、その内で節に供された供御を節供(せっく)と言ったことからきていると言われています。 五つの節である五節句は以下の通りです。