かやつりぐさとは? わかりやすく解説

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かやつり‐ぐさ【蚊×吊草/莎草】

読み方:かやつりぐさ

カヤツリグサ科一年草。畑や荒れ地生え、高さ約40センチ三角柱線形。夏、先に葉状長い(ほう)をもつ黄褐色の穂を出す。を裂くと四辺形となり、蚊帳をつったように見える。かちょうぐさしゃそう。《 夏》「淋しさの—を割きにけり/風生

カヤツリグサ科単子葉植物総称草本断面三角形をし、花は風媒花。アゼガヤツリ・コゴメガヤツリ・カミガヤツリ・クログワイなども含まれ4000種が世界分布

蚊帳吊草/莎草の画像

かやつりぐさ (蚊帳吊草)

Cyperus microiria

Cyperus microiria

Cyperus microiria

Cyperus microiria

Cyperus microiria

わが国本州から四国九州、それに朝鮮半島中国分布してます。田畑道ばた日当たりのよい場所に生え、高さは2060センチになりますには3稜があり節がありません。昔はこの両端から二つ裂いて、吊った蚊帳のような四角形つくって遊んだものですが、これが名前の由来といわれます7月から10月ごろ、茎頂から5~10個のをのばし、黄褐色小穂つけます花序小穂の軸には翼があります
カヤツリグサ科カヤツリグサ属一年草で、学名Cyperusmicroiria。英名は Amur cyperus
カヤツリグサのほかの用語一覧
カヤツリグサ:  浜菅  玉蚊帳吊  紙蚊帳吊  蚊帳吊草
キリンガ:  キリンガ・ネモラリス
スゲ:  大笠菅  奥の寒菅

カヤツリグサ

(かやつりぐさ から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/13 02:03 UTC 版)

カヤツリグサ(蚊帳吊草、莎草、学名: Cyperus microiria[1])は、カヤツリグサ科カヤツリグサ属一年生植物道端田畑にも出現する雑草マスクサ(枡草)ともいう[注釈 1]


  1. ^ ただし、現在の標準和名では、マスクサとはカヤツリグサ科スゲ属のマスクサCarex gibba マスクサスゲとも呼ばれる)を指す。牧野によれば、Carex gibbaを「マスクサ」と呼ぶのはCarex gibbaをカヤツリグサと誤認したためであろうという[2]
  2. ^ 別名の「マスクサ」も同じ由来で、この四角形をに見立てた名称である[4]
  1. ^ 米倉浩司; 梶田忠 (2003-). “「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList)”. 2011年8月12日閲覧。
  2. ^ 牧野日本植物図鑑(1951), p. 784
  3. ^ 初島(1975)、p.857
  4. ^ a b 牧野日本植物図鑑(1951), p. 815
  5. ^ Chizon、中川(1988)


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