あすかプロジェクト
あすかプロジェクトとは、SoC(System on the Chip)の開発に必要なデバイスを製造するための技術を確立を目指して発足した、民間主体の半導体プロジェクトの名称である。あすかプロジェクトは2001年4月に正式スタートした。
近年、半導体技術はますます高度になり、製造技術開発の困難さや研究開発にかかる費用が莫大にものになりつつある。従来、基礎研究や開発は半導体メーカは各社ごとに行ってきたが、それが極めて困難な状況に至り、また間接的には競争力を阻害するものであるという認識が広まってきた。あすかプロジェクトの構想はこのような背景の下に議論されはじめ、そして発足したものである。
あすかプロジェクトの目的は、主に次の2点となる。すなわち、(1)各企業が単独ではできない半導体の最先端技術ないしは共通基盤技術について、世界に先駆けて研究開発に取り組むこと。あるいは、(2)技術的に立ちふさがる壁を打破するために必要となる産・官・学の連携に向けて、「産」(産業界)の窓口となり、国立の研究所や大学との交流・連携を強化する。それによって、半導体の基礎的・基盤的技術の確立を図ること。
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