「外へのジハード」と天国
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/03 16:37 UTC 版)
「ジハード」の記事における「「外へのジハード」と天国」の解説
上述のとおり、ジハードで戦死した者は、この世の終わりに最後の審判がなされた結果、天国にいけるとされている。イスラームにおける「天国」はアラビア語で(جنّة jannah) と呼ばれ、『クルアーン』ではその様子が具体的に綴られているが、それによれば、緑なす木々に覆われ、果実は枝もたわわに実り、清らかな川が数多く流れて、快適な風がつねに吹きわたっている清浄なところであり、天国行きを許されたものに対しては、現世の酒とは異なり、いくら飲んでも酔わない美酒や最上の食べものがあたえられるという。『クルアーン』にはさらに、男性は天国で複数の処女(フーリー)を侍らせることができると説く。これらは『クルアーン』においては抽象的表現にとどまるが、ハディースではより具体的に「フーリーは72人おり、望むだけ性交をできる」「彼女たちは何回性交におよんでも処女のままである」等と説くものも見られる。
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