「人生で初めて愛国心をもった」との発言への批判
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「ミシェル・オバマ」の記事における「「人生で初めて愛国心をもった」との発言への批判」の解説
2008年2月18日、ウィスコンシン州ミルウォーキーでミシェルは「大人になってからの人生で初めて自分の国のことを誇りに思います。それは(この国に)遂に希望が戻ってきたからです。」と発言した。その後同州マディソンでも同様に、「大人になってから初めて、本当にこの国を誇りに思います。それはバラクがよくやったからではありません。人々が Change(変革)を求めていることが分かったからです」と述べた。これに対し、ミシェルの発言を批判するコメンテーターが現れ、選対では「ミシェルの発言を聞いた人なら誰でも ... 彼女は我々の政策について発言したものだとご理解いただけると思います」との声明を発表した。2008年6月、ローラ・ブッシュは、ミシェル・オバマの発言はメディアで誤って伝えられたもので「私は、ミシェルは多分 "もっと" 誇りに思う、と言いたかったのではないかと思います」と説明し、加えて「私が言いたいのは、これが学ばなければならないこと、つまり、大統領であること、また大統領の妻であることの難しさのひとつだということです。発言はすべてチェックされ、多くの場合、誤解されるのです」と述べている。 選挙戦中、メディアはミシェルに「怒れる黒人女性」とのレッテルを貼って報じることがあり、またこの見方を広めるようなウェブサイトもいくつかあったことから、ミシェルは次のように発言している。 バラクと私は何年も世間の目にさらされてきて、その間に面の皮も厚くなってきたんです。選挙戦に出れば、いつも批判の対象になります。私はそれを冷静に受け止め、その日の終わりにはそれが(今の立場に)つきものなんだと思えるようになったのです。 メディア関係者によると、2008年8月の民主党全国大会までに、選挙戦におけるミシェル・オバマの演説は選挙戦冒頭に比べソフトになり、聴衆に挑戦を挑むような演説ではなく、支援を請い共感を求めるようなスタイルに変わっていった。またニュース番組よりも 「ザ・ビュー」や「レディズ・ホーム・ジャーナル (Ladies' Home Journal) 」のようなインタビュー番組に出演するようになった。こうした変化はミシェルのファッションにもみられ、以前のようなデザイナー仕立ての服に替わってサンドレス (sundress) を着ることが多くなった。「ザ・ビュー」への出演はミシェルのイメージをソフトにする意図もあったもので、メディアで広く報じられた。
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