「ナチスを連想させる書体」との誤解
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/05 10:14 UTC 版)
「Futura」の記事における「「ナチスを連想させる書体」との誤解」の解説
一時期、「ナチス・ドイツを連想させる書体であり、使う文化圏には注意を払った方がよい」と日本で言われたことがあった(朗文堂の片塩二朗が書籍等でこのように主張していた)。 しかし小林章や立野竜一の調査によれば、「ナチスを連想させる書体」という話は、日本の中だけで流布していた誤解である。フーツラは欧米諸国やイスラエルなど、世界中で広く使用されている書体であり、「特定の政治的意味を持ち、使用には注意の必要な書体」だと見なすのは全くの誤りである。 むしろフーツラの製作者レナ―は反ナチとして著名な人物であり、レナ―の勤めていたバウハウスは、ナチ党によって退廃的だと見なされ迫害を受けた側に当たる。
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