「ならず者」という訳語について
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/01 04:09 UTC 版)
「ならずもの国家」の記事における「「ならず者」という訳語について」の解説
ならずもの国家 (rogue state) という概念が提唱された当初、日本ではこの概念を試訳として「ごろつき国家」としていた。しかし「ごろつき」という語感が報道向きではない(卑語である・中立的でない)という意見もあり、「悪漢国家」や「悪党国家」という訳を経て「ならずもの国家」という比較的中立的な訳語に行き着いたという経緯がある。そのため現在でも rogue state が必ずしも「ならずもの国家」と訳されないことがある。ちなみに rogue は「集団に馴染まず暴力的な(人物)」を意味する言葉で、日本語の「外れ者」「順(まつ)ろわぬ民」に近い。なお産経新聞は無法国家、日本の外務省は違法国家、無責任国家と意訳している。
※この「「ならず者」という訳語について」の解説は、「ならずもの国家」の解説の一部です。
「「ならず者」という訳語について」を含む「ならずもの国家」の記事については、「ならずもの国家」の概要を参照ください。
- 「ならず者」という訳語についてのページへのリンク