Mathematical Markup Language 表示と意味論

Mathematical Markup Language

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/17 05:00 UTC 版)

表示と意味論

MathMLは数式の要素のその表示をもってだけでなくその意味もまた処理する(MathMLの後者のものは「内容MathML」として知られる[訳注 1])。その内容が利用者にたいして通じるかどうかは、(方程)式の意味がその表示から離れて保たれるかどうかによる。例えば、それらにおいてMathMLが埋め込まれたウェブページは多くのブラウザーで自然なウェブページとして見ることができる、しかし視覚障害の利用者はそれらをスクリーンリーダー(例えば、Internet Explorer、(あるいは)9656+ビルトのOpera9.5のためのMathPlayerプラグイン、またはFirefoxのためのFire Vox英語版拡張版)の利用を通して同じようにMathMLを読むこともできる。

表現MathML

表現MathMLは(方程)式の(視覚的)表示に向けて用途を絞る、そしておおよそ30 個の構成要素をもつ。構成要素の名前はすべてmから始まる。ひとつの表現MathMLの表示は、それらのレイアウトを制御するものである(主に細部を細かく制御するものである、おおよそ50個の標識がまたある)、上位レベルの構成要素を使って組み合わされたところのトークンから組み立てられる。

内容MathML

内容MathMLは意味論においてまたは意味について、またはそれのレイアウトよりもむしろ表現に向いて用途を絞る。内容MathMLの中心は関数の適用を表示するところの<apply>構成要素である。適用されるその関数は<apply>のもとの最初の子の構成要素であり、そしてそれのオペランドまたはパラメーターは子の構成要素を保持する。内容MathMLはわずかな標識しか用いない。
識別子のようなものや数は、表現MathMLと比べて多量に、しかしcicnのようなものの構成要素をもって、個別にマークアップされる。トークンの単なる他のタイプの存在よりもむしろ、timespowerなどの、数学的な意味をMathMLが認めるものである、明確な構成要素によってオペレーターは表示される。いろいろな関数とオペレーターのために100個を超えるいろいろな構成要素がある([1]を見よ)。


訳注

  1. ^ HTML Math
  2. ^ Mathematical Markup Language (MathML™) 1.01 Specification (Abstract)” (1999年7月7日). 2008年5月10日閲覧。 “While MathML is human-readable it is anticipated that, in all but the simplest cases, authors will use equation editors, conversion programs, and other specialized software tools to generate MathML.”
  3. ^ WIRIS editor page describing the use of MathML.Wiris.com.Retrieved on 9 May 2012.
  4. ^ MathML Software - Editors at W3C. W3C.org (24 April 2012). Retrieved on 9 May 2012.
  5. ^ Hermitech Laboratory - Formulator Mathml Weaver
  6. ^ Authoring MathML for Mozilla
  7. ^ WebKitの数式(MathML)でSafariはボランティアの努力を採用し、数式を表示できる。Chromeは同じものを不採用として批判を浴びる。」『電子書籍、電子出版のCAS-UBブログ』 アンテナハウス株式会社、2014年3月8日
  8. ^ 「MathML」に対応した「Google Chrome 109」が正式版に ~Windows 7/8.1対応はこれが最後”. 窓の杜. 2023年1月11日閲覧。
  9. ^ Opera Desktop Team - Even more work
  10. ^ MathJax
  11. ^ MathML で記述した数式を PDF に変換
  12. ^ JAWS16.0日本語版
  13. ^ MathFlow, Dessci.com. Retrieved on 9 May 2012.
  1. ^ Presentation MathMLをPMathML、Content MathMLをCMathMLのように略記することも一案だが、ここでは文献ローラ・リメイ 武舎広幸訳 (1998-8). HTML入門 続. プレンティスホール出版. p. 489-496. ISBN 4-89471-066-8 に倣った。






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