FADEC
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参考文献
- 弘松幹雄「デジタル電子式エンジン制御--FADECの現状と将来」『航空技術』第424号、15-20頁、1990年。ISSN 0023284X。
- 山根秀公; 松永易; 草川剛「飛行推進統合制御対応航空エンジン制御装置の研究 第1報:FADECシステム及びエンジン制御」『日本航空宇宙学会論文集』第56巻第649号、80-87頁、2008年。ISSN 13446460。 NAID 10021152915。
- 渡辺紀徳 著「エンジンの制御」、飛行機の百科事典編集委員会 編 『飛行機の百科事典』2009年12月、365-367頁。ISBN 978-4-621-08170-9。
- 日本航空宇宙工業会 編 『平成19年度版 世界の航空宇宙工業』日本航空宇宙工業会、2007年3月31日。ISSN 09101535。
- 防衛技術ジャーナル編集部 編 『航空機技術のすべて』防衛技術協会、2005年10月1日。ISBN 4-9900298-0-1。
- “Chapter 6: Aircraft Systems” (English) (PDF), Pilot's Handbook of Aeronautical Knowledge, Federal Aviation Administration (FAA), FAA-H-8083-25 2014年7月6日閲覧。
- “Hispano-Suiza: Digital Engine Control”. 2007年3月9日閲覧。
- Moren, Chuck. Interview with student. FADEC. Embry-Riddle Aeronautical University, Daytona Beach. 2007-03-13.
- www.faa.gov Title 14 CFR: Federal Aviation Regulations. FAA. (2007-03-10)
注釈
- ^ 制御用デジタルコンピュータ部は、Electronic Control Unit (ECU)、または Electronic Engine Control (EEC)と呼ばれる。[5]
- ^ 油圧機械式のエンジン制御装置は油圧機械式制御装置(Hydro-Mechanical Control Unit, HMU)と呼ばれる。
- ^ HMUによるエンジン制御装置では、機械的な回転や空気や燃料の圧力がHMUに伝えられ、こういった少ない入力に基づいて適切な燃料供給を行えるように弁を制御し、可変静翼を調整していた。HMUでは単純な制御しか行えず、定常運転時での良好な燃費に対応して、始動・停止時や加速・減速状態での細かな調整は行えず、ただ安全に運転できるような最低限度の制限制御が備わっていた。例えばジェットエンジンの制御では低圧軸と高圧軸の2軸の回転数制御でも強度的な制限によって高圧軸回転数のみを制限した。
- ^ 油圧機械式にアナログ電気式、またはデジタル電気式の電子制御を加えたエンジン制御は電子油圧機械式制御(Electro-Hydro-Mechanical Control)と呼ばれる。日本の自衛隊で2009年現在も使用されているT4 練習機のF3 エンジンも電子油圧機械式制御である。
- ^ 電子部品としてのECUは2系統であっても、それらを収めるECUの筐体は1つにまとめられている場合が多く、ECUは1つという表現も成り立つ。通常、コントロール・プログラムは2つのECUともに同一であるため、その不良は大きな危険を招く。コントロール・プログラムのプログラミングは正確性・確実性が求められる。
- ^ 2009年現在の一般的なジェットヘリコプターでは、機体運動そのものに関係なくターボシャフトエンジンの回転数を一定値に収めるようにFADECが制御しているため、上昇や加速に伴ってエンジン負荷が増し回転数が低下し始めてからそれを補うために燃料供給が増やされる。このフィードバック制御に代わってフィードフォワード制御を行えば機体の運動性能が向上すると考えられる。
出典
- ^ a b c d FAA, p. 6-19.
- ^ a b 「飛行機の百科事典」, pp. 366–367.
- ^ a b c 山根, 松永 & 草川 2008, p. 80.
- ^ 日本航空宇宙工業会 2007, p. 342.
- ^ a b c 「飛行機の百科事典」, p. 367.
- ^ a b c 防衛技術ジャーナル編集部 2005.
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