魔法使いの嫁
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/12 13:15 UTC 版)
用語
- 夜の愛し仔(スレイ・ベガ)
- 魔力の生産と吸収に極めて長けた存在。その身に内包する魔力によって魔や妖を引きつけ、魅了する故に妖精達から「愛し仔(ロビン)」などとも呼ばれる。しかし生きているだけで際限なく魔力の生産と吸収を繰り返すため、やがて肉体が負荷に耐えられなくなり、大多数が若くして突然死に至る。その特性上、膨大な魔力の貯蔵庫として使えるので、価値を知る魔術師から常に狙われ、捕らわれた場合は命が尽きるまで酷使されることもある。
- 魔法使い
- 妖精や精霊、幽霊など、人ならざる存在の力を借りて世界の理に干渉し奇跡を起こす者。普通の人に比べて長命かつ頑健。
- 魔術師
- 魔術というある種の科学を用いて理に干渉し、魔法と酷似した結果を生み出す者。エリアスは魔法使いをコンピュータの管理者、魔術師をハッカーに例えている。
- 魔女
- 魔法使いの一種。カヴンと呼ばれる互助組織に属し、儀式や集会を通じて助け合いを行っている。
- 魔法機構(マギウス・クラフト)
- 魔力を動力とする各種道具の生産を行う組織、もしくは人物を指す。魔力を帯びた(動力を必要としない)道具の生産を手がける者もいる。
- 彷徨えるユダヤ人
- 刑場に引き出されるイエス=キリストを罵った罪として、キリストにより永遠に死ねない呪いをかけられた人物[23]。
- 妖精
- 通常、人には見ることも感じることもできない存在。魔力を持ち、時には魔法使いに力を貸す「隣人」で、その多くが悪戯好き。彼ら自身は「妖精」ではなく「お隣さん」「良い友達」と呼ばれることを好む。
- エアリエル
- 風の妖精、空気の精。新しい物好きで噂話に敏い。様々なものを吹き飛ばす風の性質から「運ぶ」能力に長け、穢れを浄化する魔法に適する一方、子供を妖精の国へ連れ去ると言った面も持つ。
- サラマンダー
- 火の妖精。エリアスが智世を浚おうとしたエアリアルを「サラマンダーの餌にする」と脅して追い払っている。
- ヴォジャノーイ
- 水の妖精。
- 家事妖精(ブラウニー)
- 家屋に住み着き、その家の家事をこなす妖精。
- 墓守犬(チャーチ・グリム)
- その名が示すとおり、墓荒らしから墓を守る役目を担う犬型の妖精。黒妖犬(ブラックドッグ)とも呼ばれる。
- 使い魔(ファミリア)
- 魔法使いと契約し、契約相手の魔力を使う代わりに手足として働く妖精や動物。下僕(サーヴァント)とも呼ばれる。
- 猟犬
- 異空間の抜け道「裏道」の中でも、空間が不安定化している影響で大幅なショートカットが可能となった特殊な場所に棲む怪物。同地の番人のような存在で、人語を解する知能を持ち、彼らのテリトリーを安全に通過するには契約を結び、その内容に沿った行動を遵守する必要がある。ただし、契約のない者や契約不履行者は獲物と見做して捕食する習性を持つ危険な存在(生粋の肉食生物で、契約の対価にも生肉を求める)の上、彼らが契約外行動をどこまで許容してくれるかはっきりしていないこともあり、利便性が高くとも特殊な裏道を積極的に利用しようとする者は少ない。ヘーゼル曰く名前があるかすら不明らしく、「猟犬」という名もとりあえず犬に似たその容姿や行動から付けられた通称でしかない。
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