靴下 靴下の製造工程

靴下

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/22 02:00 UTC 版)

靴下の製造工程

  • 編立(編み立て)
    • 靴下編成のためのデータを編機に入力して編む工程[3]
    • 靴下を連続して編む機械の場合は編立の後に切り離しの工程がある[3]
  • 裏返し
    • 爪先をかがるために靴下を裏返す工程[3]
  • 爪先かがり(先けい)
    • 編成された靴下は、編機から排出された段階では爪先が閉じられていないため、爪先かがり(先けい)で爪先を縫合する[3]
      • リンキング - 編目のひとつひとつを対称になるように重ね縫いする方式[3]。縫い目がフラットになるが熟練が要求される[3]
      • ロッソ - 機械が設定されたコースに従って任意に縫う方式[3]。現在のほとんどの靴下がこの方式。イタリアのロッソ社が最初に機械を製造したため、工程の名称もロッソとなった。
      • オーバーロックミシン - オーバーロックミシンが使用されることもあり、編地が厚いとゴロつき感が出るが、端末を色々な形に縫製することができる[3]
  • 表返し
    • 靴下を表に返して検品を行う工程[3]
  • 仕上げ
    • 金属製の型板に差し込んで湿熱蒸気で形を整える[3]
  • ペアリング
    • 仕上げられた靴下は1枚ごとに大きさが多少違いがことがあるため同じ大きさのもの2枚を合わせて1足にする[3]。この工程で先端にソッパス(パッチャー)という金具を付ける[3]
  • 装飾
    • 販売用に履き口に口券を付けたり、帯やシールを付ける[3]。ブランドのロゴ・サイズ・品質表示(使用糸)・製造者番号を明示する。
  • アソート
    • 靴下を決められた数量ごとに組み分ける[3]
  • 検針・箱詰め
    • 危険物の混入がないかの検査、箱詰め(袋詰め)を行う[3]

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q 塚越秀也「靴下とその性能」『繊維製品消費科学』第24巻第12号、日本繊維製品消費科学会、1983年、537-541頁、doi:10.11419/senshoshi1960.24.537ISSN 0037-2072NAID 130004008710 
  2. ^ a b c 意匠分類定義カード(B2) 特許庁
  3. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v 靴下のマメ知識”. ナイガイ. 2020年12月26日閲覧。
  4. ^ トウソックス(トーソックス) ファッション用語、オーダースーツ Pitty Savile Row. 2020年10月30日閲覧。
  5. ^ NHK ガッテン! 「靴下」ニューワールド 臭わず長もち!スゴ技大放出”. 日本放送協会. 2020年10月29日閲覧。


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