遺山先生文集
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/10/28 16:00 UTC 版)
参考文献
- 植松正「遺山先生文集」『中国史籍解題辞典』燎原書店、1989年
- 高橋文治『元好問とその時代』大阪大学出版会、2021年
- ^ a b c d e 植松1989,4頁
- ^ 高橋2021,360-361頁
- ^ 例えば、『元好問とその時代』を著した高橋文治は「……〈典故〉を重層的に敷きつめて言外の文脈を構築することが中国文学の伝統だったからこそ、元好間もまた、そうした作法を用いたに過ぎないが、ただし、元好間ほど徹底的に、しかも伝統の埒外にある事象にまでその作法を当てはめた例は、中国文学の伝統にあっても、あまり多くないと云えるだろう。……元好間の詩歌は、〈蒙古〉や〈韃靼〉はおろか、〈女真〉や〈契丹〉の語さえ出てこない。すべては過去の戦役のように描かれて、ひとつひとつの字句が指示する実態を把握すのに我々は四苦八苦するのである」と評している(高橋2021,132頁)。
- 1 遺山先生文集とは
- 2 遺山先生文集の概要
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