賞与
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/26 02:55 UTC 版)
賞与(しょうよ)とは、定期給の労働者に対し定期給とは別に支払われる給料のこと。ボーナス(bonus)やお給金とも呼ばれる特別配当・報奨金の類である。
注釈
- ^ 就業規則上、支給の有無、支給の額について会社の裁量であるとする「裁量業績賞与」について、「賃金」にはあたらないとした裁判例がある(モルガン・スタンレー証券事件、東京高判平成21年3月26日)。
- ^ 労働条件の明示にあたって、賞与に関する事項は法令上書面の交付は義務付けられておらず、口頭でもよい。もっとも実務上は労働者に書面を交付するよう、強く行政指導が行われている(平成11年2月19日基発81号)。また、短時間労働者に対しては「賞与の有無」については文書で明示しなければならない(パートタイム労働法第6条)。
- ^ 2003年(平成15年)の法改正までは、賞与には社会保険料がかからなかったため、賞与額を多くすることで保険料負担を抑えることも可能であった。
- ^ 男女雇用機会均等法や育児介護休業法に基づく指針では、賞与の支給額の算定に当たり、不就労期間や労働能率が低下した割合を超えて不支給とすることは、不利益取扱いに当たるとしている(平成18年10月11日厚生労働省告示614号、平成21年12月28日厚生労働省告示509号)。
出典
- ^ a b 硬直化した「日本型ボーナス」は廃止へ。若手が賃金アップしない一因にも
- ^ 国税庁|役員に対する給与2023年4月1日現在。
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