親知らず
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/28 19:09 UTC 版)
抜歯が不要な場合
親知らずが正常に生えており、上下の親知らずがきちんとかみ合って機能していれば抜く必要はない[2]。取り立てて不都合のない場合には、しっかりと根の付いた歯を余分に得たことになる。しかし、上下の歯がきちんと噛み合っていない場合や、斜めに生えている場合、痛みや病気がある場合には、親知らずを抜いたほうが良いことが多い。
問題のない歯であれば、入れ歯やブリッジの支台として有効に使える。手前の大臼歯を失った時に代用歯として移植が可能な場合もあるが、基本的に保険外診療となる。移植できるかどうかは、移植するほう・されるほうの形状による[5]。
抜歯後の症状
頬が腫れたり、発熱することがある。また、下の親知らずを抜く際に下歯槽神経を傷付けて唇や顎にしびれが出ることがまれにあるが、通常は1か月から半年ほどで元に戻る。
術後の痛みや腫れの程度は抜いた箇所と生え方によって大きく変わり、痛みの感じ方にも個人差がある。最も軽く済むのは上顎にまっすぐ生えている場合で、最も痛みと腫れが残るのは下顎に横向きに生えている場合である[5]。親知らずの抜歯時に舌神経を損傷した場合には、味覚障害が生じる可能性がある。
関連項目
外部リンク
- ^ 日本歯科大学附属病院 口腔外科 - ウェイバックマシン(2013年6月11日アーカイブ分)
- ^ a b 親知らずは時限爆弾! 日本赤十字社和歌山医療センター
- ^ 親知らずの未来は知れず NHK放送文化研究所
- ^ 研究社新英和中辞典
- ^ a b c 親知らずの抜歯[リンク切れ] 北上尾歯科
- ^ “親知らず放置で死亡例も……痛み・腫れは歯科へ”. All about (2019年3月4日). 2019年3月10日閲覧。
- ^ 長崎大学大学院 医歯薬学総合研究科 顎・口腔再生外科学分野
- ^ 麻酔のお話②下顎孔伝達麻酔 みさき歯科医院
- ^ <医学博士が歯科麻酔を解説>歯医者の麻酔が効きにくい場合とは? マイベストプロ
- ^ 下顎埋伏智歯 抜歯の手順 立川病院 歯科口腔外科
- ^ How Much Does Wisdom Teeth Removal Cost With & Without Insurance?
- ^ 親知らずはなぜ生える? そしてなぜ抜くの?
- ^ 丸顔化する日本人 デンタルパークひろしま
- ^ 「親知らず」の欠如
- ^ 親知らずは大事な時に問題を起こすトラブルメーカー?!
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