表情
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/24 03:57 UTC 版)
文化による違い
基本的な感情とそれに結びついた表情は文化普遍的だが、その表現の強さは文化によって大きく異なる。エクマンのアメリカ人と日本人を対象とした調査によれば、調査員から悲惨な映像を見せられたとき、アメリカ人は困惑したそぶりを見せるが、日本人は儀礼的な笑顔を崩さない傾向があった。しかし誰も同席していないとき、アメリカ人も日本人も顔をしかめた。文化によって、どのような感情を見せることがタブーであるか、好まれないかに違いがある。
一部の科学者はなぜ表情がどれほど訓練しても自在にコントロールできないかを疑問に考えた。コミュニケーション信号はそれのやりとりによって発信者と受信者がともに利益を受けられるときに進化する。そのために、アモツ・ザハヴィやジャレド・ダイアモンドなどは、一部の機能が明確ではない表情(泣く、驚くなど)はハンディキャップ信号として進化したのではないかと推測した。動物のコミュニケーション#コミュニケーションの進化も参照。
脚注・出典
脚注
注釈
出典
参考文献
- マジョリー・F・ヴァーガス、石丸正訳 『非言語コミュニケーション』 新潮社〈新潮選書〉、1987年。
出典
関連項目
- ^ 広辞苑
- ^ マジョリー・F・ヴァーガス 1987, p. 84.
- ^ a b c マジョリー・F・ヴァーガス 1987, p. 85.
- ^ マジョリー・F・ヴァーガス 1987, p. 79.
- ^ “見つめ合い”. 脳科学辞典. 2021年10月7日閲覧。
- ^ マジョリー・F・ヴァーガス 1987, p. 93.
表情と同じ種類の言葉
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