王様ゲーム (小説) 用語

王様ゲーム (小説)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/14 14:42 UTC 版)

用語

王様ゲーム
本作では、主に「王様」からメール(『起源』では手紙)で送られてくる命令に従うゲームのことを指す。指定された時間内に従わない場合は、罰として死が与えられ、命令の内容は次第に対象者同士を殺し合わせるものになる。1作目では、記憶の抹消や老化など、死亡しない罰もある。
夜鳴村
広島県の中国山地の奥、鳥取県との県境の辺りにかつて存在した村。
ケルドウイルス
「王様」の正体である、意思を持った新種のウイルス。死に対する恐怖をトリガーとし、人間の身体能力を無理矢理稼働させて、本来ならあり得ないような死に方をさせる。
その原種は、人抗薬陰師の家系だった夜鳴村の本多奈津子の祖先が、蠱毒によって作り出したもの。『再生』以降は、『滅亡』で抗体を打たなかった氷室香鈴の体内で変異した新型が、人間に利用される。
ナノクイーン
『滅亡』で佐久間勇気が完成させた、 ケルドウイルスを制御して自由に命令を下すことを可能としたプログラム。『煉獄』と『深淵』では、ナノクイーンの使用者が「王様」と呼称される。
チャイルド
第3の性とも呼称される新たな生物。老化することはなく、寿命は数百年以上あるとされ、各個体は意思を共有することができる。人間との性行為によって、その人間の知識と記憶を持つ個体を生み出す。口から生やした触手には毒があり、ケルドウイルスの抗体を持つ者以外は死に至る。正体は、『滅亡』でケルドウイルスの抗体を体内で作り終えて死亡した工藤智久をオリジナルとした存在。
リボーン
『再生』から登場する、チャイルドによる世界の支配を目論む宗教団体。

作品背景

投稿を始めるまでの経緯

作者の金沢伸明は、幼少時からモノ作りが好きだったものの読み物を書いたことはなかった[2]。 ある日、金沢は自分に文章を書く能力がないと考えつつも、「一つの物語を作りたい」という想いが強まると同時に発想力には自信があったことから、本作をインターネット上に投稿した[2]。 本作の投稿を始めた時期は、金沢が会社を立ち上げたころだったため、仕事の合間といった隙間時間を縫って携帯電話で執筆をつづけた[2]

金沢は時折読者からのアイデアを取り入れる一方、たまには読者の期待を裏切らないとストーリーが単調になるおそれがあるとエブリスタとのインタビューの中で述べている[2]

小説

金沢伸明(著)、双葉社、全12巻
タイトル 初版第一刷発行日 発売日 ISBN
王様ゲーム 2009年11月22日 2009年11月18日[3] 978-4-575-23681-1
王様ゲーム 終極 2010年6月20日 2010年6月16日[4] 978-4-575-23693-4
王様ゲーム 臨場 2010年12月12日 2010年12月10日[5] 978-4-575-23711-5
王様ゲーム 滅亡6.08 2011年7月10日 2011年7月8日[6] 978-4-575-23732-0
王様ゲーム 滅亡6.11 2012年4月1日 2012年3月30日[7] 978-4-575-23756-6
王様ゲーム 起源 2013年3月24日 2013年3月22日[8] 978-4-575-23811-2
王様ゲーム 再生9.19 2013年7月24日 2013年7月24日[9] 978-4-575-23830-3
王様ゲーム 再生9.24 2013年12月22日 2013年12月20日[10] 978-4-575-23842-6
王様ゲーム 煉獄10.29 2014年8月10日 2014年8月8日[11] 978-4-575-23872-3
王様ゲーム 煉獄11.04 2015年2月22日 2015年2月20日[12] 978-4-575-23891-4
王様ゲーム 深淵8.02 2015年11月22日 2015年11月20日[13] 978-4-575-23929-4
王様ゲーム 深淵8.08 2015年12月20日 2015年12月18日[14] 978-4-575-23935-5
金沢伸明(著)、双葉社〈双葉文庫〉、全12巻
タイトル 初版第一刷発行日 発売日 ISBN
王様ゲーム 2011年10月16日 2011年10月13日[15] 978-4-575-51456-8
王様ゲーム 終極 2011年12月18日 2011年12月15日[16] 978-4-575-51471-1
王様ゲーム 臨場 2012年5月13日 2012年5月10日[17] 978-4-575-51497-1
王様ゲーム 滅亡6.08 2012年12月16日 2012年12月13日[18] 978-4-575-51542-8
王様ゲーム 滅亡6.11 2013年1月13日 2013年1月10日[19] 978-4-575-51553-4
王様ゲーム 起源 2014年7月12日 2014年7月9日[20] 978-4-575-51693-7
王様ゲーム 再生9.19 2014年12月14日 2014年12月11日[21] 978-4-575-51742-2
王様ゲーム 再生9.24 2015年8月9日 2015年8月6日[22] 978-4-575-51810-8
王様ゲーム 煉獄10.29 2016年5月15日 2016年5月12日[23] 978-4-575-51888-7
王様ゲーム 煉獄11.04 2016年5月15日 2016年5月12日[24] 978-4-575-51889-4
王様ゲーム 深淵8.02 2017年2月19日 2017年2月16日[25] 978-4-575-51970-9
王様ゲーム 深淵8.08 2017年2月19日 2017年2月16日[26] 978-4-575-51971-6
金沢伸明(著)、千葉(イラスト)、双葉社〈双葉社ジュニア文庫〉、既刊11巻(2018年11月22日現在)
タイトル 初版第一刷発行日 発売日 ISBN
王様ゲーム 2015年7月20日 2015年7月18日[27] 978-4-575-23913-3
王様ゲーム 終極 2015年11月22日 2015年11月20日[28] 978-4-575-23932-4
王様ゲーム 臨場 2016年3月20日 2016年3月18日[29] 978-4-575-23952-2
王様ゲーム 滅亡6.08 2016年7月24日 2016年7月25日[30] 978-4-575-23977-5
王様ゲーム 滅亡6.11 2016年11月20日 2016年11月18日[31] 978-4-575-24002-3
王様ゲーム 起源8.08 2017年3月19日 2017年3月17日[32] 978-4-575-24025-2
王様ゲーム 起源8.14 2017年7月26日 2017年7月25日[33] 978-4-575-24048-1
王様ゲーム 再生9.19 1 2017年11月26日 2017年11月16日[34] 978-4-575-24070-2
王様ゲーム 再生9.19 2 2018年3月25日 2018年3月24日[35] 978-4-575-24084-9
王様ゲーム 再生9.24 1 2018年7月29日 2018年7月27日[36] 978-4-575-24110-5
王様ゲーム 再生9.24 2 2018年11月25日 2018年11月22日[37] 978-4-575-24133-4






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