片貝町 (小千谷市)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/16 02:47 UTC 版)
概要
小千谷市に編入される前の自治体時代の旧三島郡片貝町は、現在の片貝町および片貝山屋町(かたかいやまやちょう)、高梨町(たかなしちょう)と鴻巣町(こうのすちょう)を加えた地域が該当しており、このうち片貝町・片貝山屋町・鴻巣町をまとめて広域地名としての「片貝」と呼ぶこともある。この地域はそのまま片貝小学校および片貝中学校の校区となっている。
高梨町(高梨・五辺)には片貝小学校の分校の礎とした高梨小学校や片貝中学校の分校があったが、小千谷市への合併後に隣接している三仏生(さんぶしょう)や小粟田(こわだ)とともに和泉小学校および千田中学校の校区となって、片貝との結びつきが薄れつつある。ただ、郵便番号が「947-0102」と片貝郵便局管内であったり(ちなみに片貝町は「947-0101」、片貝山屋町は「947-0103」。鴻巣町は「947-0045」と小千谷郵便局管内である。)、電話番号の市内局番についても五辺は「0258-84」と片貝局管内(片貝町、片貝山屋町、鴻巣町ともに「0258-84」。高梨町は「0258-82」。)であるなど、昔の名残はある。
片貝町地域の中心部である住所上での「片貝町」は、昔からの名残りで1丁目、2丁目ではなく、南側から「一之町(いちのちょう)」、「二之町(にのちょう)」、「三之町(さんのちょう)」、「四之町(しのちょう)」、「五之町(ごのちょう)」といった呼び方をされる。片貝まつりや町民運動会などでは、これらに「町裏(まちうら)」を加えた6つの町を基本とした組に括られる。
町のほぼ中央部に「酒座川(さかざがわ)」という川が流れており、この川の南側3組(一之町、二之町、町裏)を「川上」、北側3組(三之町、四之町、五之町)を「川下」と分かれて「連」をつくりそれぞれで活動することが多かった。しかし、1977年(昭和52年)に川上、川下の双方にあった私立保育園が廃園となり、小千谷市立片貝保育園に一園化された後は、この区分けは薄れて町内の一体化が進んだ。
また、小千谷市内で唯一、市役所の支所がある。現在の所在地へ移転改築する際に、支所から連絡所に格下げしようとした動きも見られたが、現在に至るまで支所は存続している。
町域にある片貝ガス田は、天然ガスの生産量が国内第2位、石油の生産量が国内第5位である。
- ^ “小千谷市統計書(平成28年版) - 2. 人口 全33ページ(PDF形式:915KB)のうち一之町一区・一之町二区・一之町三区・一之町四区・一之町五区・二之町・茶畑・町裏・表三之町・稲場・屋敷・四之町・高見・新屋敷・五之町・八島・沼田・池津の総計”. 小千谷市 (2017年3月31日). 2018年3月1日閲覧。
- ^ “郵便番号”. 日本郵便. 2018年3月1日閲覧。
- ^ “市外局番の一覧”. 総務省. 2018年3月1日閲覧。
- ^ 日外アソシエーツ編集部 編『日本災害史事典 1868-2009』日外アソシエーツ、2010年9月27日、4–5頁。ISBN 9784816922749。
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