武刃街 ストーリー

武刃街

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/05 22:03 UTC 版)

ストーリー

西暦22XX年、世界に核の雨が降った。月に建設された、核融合炉のエネルギーを地球へと送信するマイクロ・ウェーブ放射衛星が異常を来たし、高密度のマイクロ波を放射してしまったのだ。全世界の7割が月施設に依存していた文明は、あっけなく瓦解する。

人類に残されたエネルギーは「自然」のみ。そしてそれは人間の内なるエネルギーへの信仰へと次第に変化していく。己を生かすのは己の技のみ。「西暦」は終わりを告げ、時代は「技暦(ぎれき)」へと代わる。

しかし、月の悪魔の猛威が、それでなくなったわけではなかった。衛星軌道上にあるマイクロ・ウェーブ放射衛星が一基だけ生き残っていたのだ。高密度のマイクロ波はアジア圏一帯を取り囲むように降り注いだ。その地で生き延びていた人々は次第に姿を消し、数世紀後には「鬼」と呼ばれる人ならざる存在がそこに巣食っていた。

そして時は流れた。鬼が支配する島「剣鬼相見島(けんきそうけんとう)」へ、武を極めた一人の男「劉 王羽(ラウ・ウォング)」が、遙か天より降り立った。鬼と化した友を止めるため、二本の剣(ツルギ)と共に、静かに死地へと赴く。

登場人物

劉 王羽(ラウ・ウォング)
:Gackt
殴の元で武術を極めた武人。両親とは幼い頃に死別し、孤独の身である。二本の剣と様々な妖術を駆使し、人の身でありながら鬼にも引けを取らない武力を持つ。無口で前述の通り会話はせず、掛け声や技名などを発するのみ。旅の途中で出会った蓉華には、本人も自覚が無いまま恋に落ちた。
漫画版でも主人公を務める。ゲームとは違い会話し、「ジャスト」が口癖。ただストイックに悪を斬る性格だが急にテンションが高くなることも多い。実は巨乳が苦手で、スイス銀行に隠し口座が在る。
雷 震龍(レイ・ジェンロン)
声:山寺宏一
殴のもとで剣の修行に励んだ劉のかつての同胞。「鬼を倒せるのは鬼だけ」と信じ、自ら外道の道へと堕ちた。鬼を作り出す力を会得し、「四凶(しきょう)」という強力な鬼たち(各ステージのボス)を従える。
漫画版ではラストシーンにシルエットでのみ登場。
蓉華(ヨーファ)
声:坂本真綾
劉を導く謎の女性。各地へ転移できるゲートを作り出した。終盤にて正体が明らかになる。
漫画版では最終回にのみ登場。「時を司る女神」とも呼ばれ、劉に時を超える力を与えたとされる。驚異的な戦闘力を誇る。
殴 天災(ナグリ・テンサイ)
声:若本規夫
劉たちの師匠であらゆる武術を修めた伝説の武人。鬼と化した雷によって帰らぬ人となったが、実は己の力によって残留思念となり現世に留まっている。
漫画版にも登場し、さらに彼の孫も登場する(後述)。

舞台

逢魔寺(ほうまでら)
劉がかつて修行を積んでいた場所。各ステージへ移動するゲートがある。
霊珠による劉の強化も可能。
本堂には“木人形”が設置されており、アクションのトレーニングに活用できる。
舞台一・亡侠街(ぼうきょうがい)
夜の香港をモチーフとしたステージ。最初のステージであるため地形は比較的単純。
舞台二・聖淋境(せいりんきょう)
霧深い竹林のステージ。
舞台三・魔窟院(まくついん)
立体的な構造の石窟寺院。
舞台四・鬼哭城(きこくじょう)
複雑に乱立しているビル群を上へと上っていく。
舞台五・羅寒院(らかんいん)
吹雪が吹きすさぶ雪山。鬼の力により徐々に体力を奪われる。
雪山を抜けた先にあるのは、大空洞内に作られたさまざまな罠が待ち受ける巨大寺院。
舞台六・躍滅坑(やくめつこう)
前半は静かな洞窟、後半は溶岩がせり上がってくる火口を登っていく。
舞台七・我望雲(がぼううん)
雲海に浮かぶ足場を渡っていくアスレチックステージ。低難易度でも難しかったため、公式サイトのFAQにクリア方法のムービーが掲載された。
終着点にある塔には強力な鬼たちが待ち受けている。
舞台八・蠢鬼界(しゅんきかい)
雷が待ち構える最終ステージ。ボス戦のみである。



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