日本の高校野球 地域事情

日本の高校野球

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/11/15 06:48 UTC 版)

地域事情

  • 春は福島・新潟・石川・島根・佐賀の5県が一度もベスト4に入っていない。夏は富山県が一度もベスト4に入っていない。
  • これまで春夏ともに一度も優勝したことがないのは青森・岩手・秋田・山形・福島・新潟・富山・石川・山梨・滋賀・鳥取・島根・宮崎の各県である。このうち山形・富山・山梨・島根の各県は春夏ともに一度も準優勝したこともない。
    • また、山形・福島・新潟・富山・山梨・鳥取の各県は春夏の甲子園に加え、国体や明治神宮大会でも一度も優勝したことがない。
    • ※いずれも2022年現在

北海道

北海道は1959年から南・北に分割され、南北海道代表は函館(渡島・檜山管内全域)・小樽(後志管内全域)・室蘭(胆振・日高管内全域)・札幌(石狩管内全域)の4地区、北北海道代表は空知(空知管内全域)・旭川(上川・留萌管内中南部)・名寄(上川・留萌管内北部及び宗谷管内全域)・北見(オホーツク管内全域)・十勝(十勝管内全域)・釧根(釧路・根室管内全域)の6地区に分かれている。なお2006年まで空知地区は、南空知地区が南北海道・北空知地区が北北海道だった。少子化過疎化に伴う学校数減少と南北北海道の学校数のバランスを取るために、2007年春季全道大会から南空知地区(南北海道)と北空知地区(北北海道)を空知地区として統一の上、北北海道に編入した経緯がある。

南北海道はかつては札幌地区に有力校が多かったが、進学校化や選手の分散・流出や駒大苫小牧を筆頭とする苫小牧近郊の高校の台頭も著しい。北北海道は旭川地区が圧倒的勢力で、十勝地区がこれに次いでいたが、空知地区の編入により、勢力が移りつつある。名寄地区のみが春夏通じて甲子園出場校を出していない。

かつて、北海道は、2004年夏の駒大苫小牧の優勝まではベスト4進出が1928年の北海のみ、ベスト8進出は1931年の札幌商(南北海道)、1961年・1962年・1994年の北海(南北海道)と1995年の旭川実(北北海道)のみだった。春の代表は1963年に北海が準優勝、駒大岩見沢が1983年にベスト8、1993年にベスト4まで勝ち進んでいる。

駒大苫小牧が大会のチーム打率(チーム打率.448を記録)を更新する豪打で2004年夏に北海道勢として初優勝。その駒苫ナインを乗せた飛行機内では、深紅の大優勝旗が史上初めて北の大地へと到達することを記念して、キャビンアテンダントが「みなさま、当機はただいま津軽海峡を越えました。当機には高校野球の甲子園大会で優勝された駒大苫小牧高校の選手や関係者の方々にご搭乗いただいております。甲子園大会の深紅の大優勝旗も、ただいま初めて津軽海峡を越えました」と放送し、乗客はこぞって歓声を上げたという[12](駒苫の優勝時に発行された北海道新聞の号外では「大旗海峡渡る」と表記された)[13]。続く2005年夏には57年ぶりの夏2連覇、そして2006年夏には優勝こそ逃したものの、決勝で早稲田実業と球史に残る死闘を演じ、延長15回引き分け再試合の末、準優勝。21年ぶりの夏3年連続決勝進出を果たした。

甲子園で北海道のチーム同士の対戦が今までに1度だけある。1994年夏の2回戦、北海(南北海道)対砂川北(北北海道)の試合であり、北海が10-1で勝利を収めた。この大会で、北海は北海道勢として夏は32年ぶりのベスト8進出を果たした。

旭川市より北側の日本最北端に近い地域の野球部として、1993年夏に稚内大谷、2004年夏に雄武、2005年夏・2006年夏・2011年夏・2012年夏に遠軽が北北海道大会決勝に進出したが、いずれも敗退した。2005年夏には日本最東端の根室と最北端野球部の稚内(日本最北端の礼文は野球部が無い)が北大会に出場したが、初戦で敗退した。

2018年現在、最北の出場校は遠軽(2013年春・21世紀枠)、夏では網走南ヶ丘(1967年夏)である。最東の出場校は中標津(1990年夏)である。

過去の北海道勢の戦績(決勝)
開催年 大会 学校 結果 相手校
1963年 春・第35回 北海(南北海道) 準優勝 0-10 下関商(山口)
2004年 夏・第86回 駒大苫小牧(南北海道) 優勝 13-10 済美(愛媛)
2005年 夏・第87回 駒大苫小牧(南北海道) 優勝 5-3 京都外大西(京都)
2006年 夏・第88回 駒大苫小牧(南北海道) 準優勝 1-1(延長15回引き分け)
3-4(再試合)
早稲田実(西東京)
2015年 春・第87回 東海大四(南北海道) 準優勝 1-3 敦賀気比(福井)
2016年 夏・第98回 北海(南北海道) 準優勝 1-7 作新学院(栃木)
(参考)過去の北海道勢の決勝戦進出回数
地区
優勝 準優勝 優勝 準優勝
北北海道
0
0
0
0
南北海道
0
2
2
2
合計 0 2 2 2

東北

甲子園大会ではかつて東北地方以北からは優勝校が出なかったため、関東の高校が優勝して『箱根の関』を越えて以降は、歴史上の関所になぞらえて優勝旗が『白河の関』を越す・越さない、と象徴的に表現されてきた。

しかし2004年・夏の大会において、駒大苫小牧(南北海道)が全国制覇を成し遂げると、それまでの最北だった作新学院(栃木)を大きく更新し、優勝旗は白河の関どころか一気に津軽海峡をも渡り、高校野球史上初めて北の大地に達することとなった(北海道の欄参照)。駒大苫小牧の優勝後、白河市長が苫小牧市長宛てに祝福の手紙を送っている[14]

東北地方の高校は、2019年春までに春夏合計で12回(春3回・夏9回)も決勝戦まで勝ち進んでいながら、1度も優勝したことは無かったが2022年夏、仙台育英高校が初優勝を果たした。東北地方の学校が優勝していなかった原因については、北海道と同様の不利を挙げられることがある。実際、降雪期から隔たった秋季に行われる国体や明治神宮大会は、優勝校を出すことに成功している。国体でも1952年に盛岡商(岩手)が、明治神宮大会では1977年に東北(宮城)が、それぞれ東北勢として初優勝している。甲子園の決勝進出も2000年代に入って急増しており、地理的な不利は解消されつつあると見ることもできる。

また、1970年代以降に東北自動車道東北新幹線などといった高速交通網が相次いで整備され、首都圏の強豪校との練習試合や東北地方以外に在住している有力選手を獲得することが容易に出来るようになったほか、2004年に発生した球界再編の影響により宮城県にプロ野球球団東北楽天ゴールデンイーグルスが創設され、東北野球界の裾野が広がったことも東北地方の高校野球レベル向上に貢献したと指摘する識者もいる[15]

白河関跡に建立されている白河神社は2009年以降、東北代表の6校に白河関の通行手形を送っているほか[16]、2022年夏に仙台育英(宮城)と聖光学院(福島)が準々決勝に進出した際は東北勢の優勝を祈願する参拝客が東北各県から訪れた[17][18]。2018年夏に金足農(秋田)、2022年夏に仙台育英(宮城)がそれぞれ決勝戦に進出した際は白河市が白河関跡において、パブリックビューイングを行っている[19]

また、マスコミ各社は新幹線で帰仙する仙台育英の選手団が新白河駅を通過する瞬間を空撮し、白河神社にも取材が訪れていた[20]。神社から新幹線は見えないが、宮司が新幹線が走っているあたりを見つめる光景などもニュースで放送された。

青森県

青森勢の初の決勝進出は1969年夏の三沢。決勝では松山商延長18回引き分け再試合の激闘を繰り広げ、準優勝。

2011年は光星学院が青森勢としては夏選手権で42年ぶりに、さらに翌2012年春選抜では再び光星学院が青森勢として史上初の決勝進出をそれぞれ果たしたものの、いずれも決勝戦で敗れ準優勝に終わった。ただしこの2大会の間に開催された明治神宮大会では青森勢として初の神宮大会優勝を成し遂げている。

さらに、同2012年夏も光星学院が3季連続で甲子園大会の決勝戦に進出。3季連続の決勝進出は、1983年夏から1984年夏のPL学園以来28年ぶりとなった。また、対戦相手は奇しくも同年春選抜優勝の大阪桐蔭(大阪)とだったが、同じ年の春夏の甲子園大会で決勝戦が同一カードとなるのは史上初だった。「三度目の正直」での優勝を目指した光星学院だった。その2012年夏の大会決勝戦を前に光星学院(現・八戸学院光星)の仲井宗基監督は「いつまでも(マスコミから)白河の関と言われないように結果を出したい」とコメントするほどであった[21]。しかし、又しても大阪桐蔭に敗れて3季連続の準優勝に終わり、悲願の全国制覇はならなかった。

秋田県

秋田勢は秋田中が1915年夏の第1回全国中等学校優勝野球大会に決勝に進出し準優勝。東北勢としては唯一、学制改革前の大会で決勝に進出している。

平成に入ると、1998年から選手権大会では13年連続初戦敗退という状況が続いた。

2018年夏に金足農が秋田勢として103年ぶりの決勝進出。決勝では大阪桐蔭に敗れるも、準優勝を果たす。

選抜では1960年の秋田商のベスト4が最高成績。

岩手県

2009年春に花巻東が決勝に駒を進めたが、紫紺旗を長崎にもたらした初の高校である清峰に敗れ、準優勝。翌日の一部スポーツ紙には「津軽海峡は渡ったけどまだ越えられない白河の関」という見出しがつけられた[22]

選手権での最高成績はベスト4に進出した盛岡中(1917年・1919年)花巻東(2009年・2013年)。

山形県

山形県のみ、東北の県の中で春夏とも決勝進出経験が無く、2005年春の羽黒、2013年夏の日大山形のベスト4が最高成績である。

1985年夏に出場した東海大山形KKコンビ擁するPL学園に7-29の惨敗を喫している。

宮城県

仙台育英(1989年夏・2001年春・2015年夏)・東北(2003年夏)と2021年以前は4度決勝に進出しながら接戦の末、何れも準優勝に終わっていたが、2022年夏、仙台育英が初めて甲子園での優勝を果たした。また、仙台育英、東北ともに明治神宮大会では複数回優勝を達成しており、特に東北は優勝4回と神宮大会最多優勝記録を持つ[注 9]

福島県

2007年より2019年まで選手権大会は聖光学院の独占状態になっていた。福島勢の最高成績は、1971年夏の磐城の準優勝。

過去の東北勢の戦績(決勝)
開催年 大会 学校 結果 相手校
1915年 夏・第1回 秋田中(秋田) 準優勝 1-2 京都二中(京都)
1969年 夏・第51回 三沢(青森) 準優勝 0-0(延長18回引き分け)
2-4(再試合)
松山商(愛媛)
1971年 夏・第53回 磐城(福島) 準優勝 0-1 桐蔭学園(神奈川)
1989年 夏・第71回 仙台育英(宮城) 準優勝 0-2 帝京(東東京)
2001年 春・第73回 仙台育英(宮城) 準優勝 6-7 常総学院(茨城)
2003年 夏・第85回 東北(宮城) 準優勝 2-4 常総学院(茨城)
2009年 春・第81回 花巻東(岩手) 準優勝 0-1 清峰(長崎)
2011年 夏・第93回 光星学院(青森) 準優勝 0-11 日大三(西東京)
2012年 春・第84回 光星学院(青森) 準優勝 3-7 大阪桐蔭(大阪)
2012年 夏・第94回 光星学院(青森) 準優勝 0-3 大阪桐蔭(大阪)
2015年 夏・第97回 仙台育英(宮城) 準優勝 6-10 東海大相模(神奈川)
2018年 夏・第100回 金足農(秋田) 準優勝 2-13 大阪桐蔭(北大阪)
2022年 夏・第104回 仙台育英(宮城) 優勝 8-1 下関国際(山口)
(参考)過去の東北勢の決勝戦進出回数
地区
優勝 準優勝 優勝 準優勝
青森
0
1
0
3
岩手
0
1
0
0
宮城
0
1
1
3
秋田
0
0
0
2
山形
0
0
0
0
福島
0
0
0
1
合計 0 3 1 9

関東

人口の多い神奈川県と東京都の優勝回数が他県より圧倒的に多い。関東の学校が全国制覇を成し遂げ優勝旗がその学校にもたらされることを、江戸時代の交通の難所(あるいは関所)になぞらえ「箱根の関を越える」と表現することがあった。初めて「箱根を越した」のは1916年の夏の大会の慶應普通部(東京[注 10])、その後1949年の夏の大会の湘南(神奈川)が達成した。

1916年夏に慶應普通部の優勝から湘南の優勝まで33年間の空白があるが、これが関東勢(東京都含む)にとって最長である。

春の優勝は1957年早稲田実(東京)が最初となった。以後、1962年作新学院(栃木)が史上初の春夏連覇を達成し、ここで関は箱根から白河に移った。2004年夏に駒大苫小牧(南北海道)が優勝するまでの間、最北端の優勝校だった。

神奈川県は横浜と東海大相模を始めとした4強が甲子園に多く出場し、優勝を果たしている。

(参考)過去の関東勢の決勝戦進出回数
地区
優勝 準優勝 優勝 準優勝
茨城
1
2
2
1
栃木
1
2
2
1
群馬
0
2
2
0
埼玉
2
2
1
2
千葉
0
3
3
3
東京[注 11]
3
4
1
2
東東京[注 12]
2
4
2
1
西東京[注 12]
0
1
4
0
神奈川
7
4
3
山梨
0
0
0
0
合計 16 24 24 13
茨城県

茨城県勢の優勝は3回(夏2回、春1回)だが、いずれも木内幸男率いるチーム(取手二及び常総学院)によりもたらされたものである。

過去の茨城勢の戦績(決勝)
開催年 大会 学校 結果 相手校
1984年 夏・第66回 取手二 優勝 8-4
(延長10回)
PL学園(大阪)
1987年 夏・第69回 常総学院 準優勝 2-5 PL学園(大阪)
1994年 春・第66回 常総学院 準優勝 5-7 智弁和歌山(和歌山)
1999年 春・第71回 水戸商 準優勝 2-7 沖縄尚学(沖縄)
2001年 春・第73回 常総学院 優勝 7-6 仙台育英(宮城)
2003年 夏・第85回 常総学院 優勝 4-2 東北(宮城)
栃木県

栃木県勢の優勝は3回(春1回、夏2回)。その3回は1962年に作新学院が同一年度に優勝し、史上初の春夏連覇を達成した、2016年夏に2回目の優勝を果たした。準優勝は3回(春2回、夏1回)。

過去の栃木勢の戦績(決勝)
開催年 大会 学校 結果 相手校
1959年 夏・第41回 宇都宮工 準優勝 2-8(延長15回) 西条(愛媛)
1962年 春・第34回 作新学院 優勝 1-0 日大三(東京)
1962年 夏・第44回 作新学院 優勝 1-0 久留米商(福岡)
1976年 春・第48回 小山 準優勝 0-5 崇徳(広島)
1986年 春・第58回 宇都宮南 準優勝 1-7 池田(徳島)
2016年 夏・第98回 作新学院 優勝 7-1 北海(南北海道)
群馬県

群馬県勢の決勝戦進出は春夏通じて過去4回。1999年、夏選手権に群馬代表で初めて決勝進出の桐生第一が、群馬県勢として念願の全国制覇を達成した。2013年夏には、前橋育英が初出場・初優勝を達成。なお、春選抜は準優勝の桐生(旧・桐生中)が2回のみで、群馬代表として春の優勝はまだ一度も無い。

過去の群馬勢の戦績(決勝)
開催年 大会 学校 結果 相手校
1936年 春・第13回 桐生中 準優勝 1-2x 愛知商(愛知)
1955年 春・第27回 桐生 準優勝 3-4x(延長11回) 浪華商(大阪)
1999年 夏・第81回 桐生第一 優勝 14-1 岡山理大付(岡山)
2013年 夏・第95回 前橋育英 優勝 4-3 延岡学園(宮崎)
埼玉県

2017年まで関東1都6県の内、埼玉県勢のみ夏の優勝がなかったが、同年に県勢3度目の決勝進出となった花咲徳栄が初めて夏選手権を制した。なお、春選抜は1968年に大宮工、2013年に浦和学院がそれぞれ全国制覇を達成している。

過去の埼玉勢の戦績(決勝)
開催年 大会 学校 結果 相手校
1951年 夏・第33回 熊谷 準優勝 4-7 平安(京都)
1968年 春・第40回 大宮工 優勝 3-2 尾道商(広島)
1993年 春・第65回 大宮東 準優勝 0-3 上宮(大阪)
1993年 夏・第75回 春日部共栄 準優勝 2-3 育英(兵庫)
2008年 春・第80回 聖望学園 準優勝 0-9 沖縄尚学(沖縄)
2013年 春・第85回 浦和学院 優勝 17-1 済美(愛媛)
2017年 夏・第99回 花咲徳栄 優勝 14-4 広陵(広島)
千葉県

千葉県勢の決勝戦進出は春夏通じて過去9回(夏6回、春3回)。春の決勝戦進出は過去3回有るが、いずれも準優勝に終わっている。なお、夏選手権では1967年と1975年に習志野、1974年に銚子商がそれぞれ全国制覇を達成した。

過去の千葉勢の戦績(決勝)
開催年 大会 学校 結果 相手校
1965年 夏・第47回 銚子商 準優勝 0-2 三池工(福岡)
1967年 夏・第49回 習志野 優勝 7-1 広陵(広島)
1974年 夏・第56回 銚子商 優勝 7-0 防府商(山口)
1975年 夏・第57回 習志野 優勝 5x-4 新居浜商(愛媛)
1981年 春・第53回 印旛 準優勝 1-2x PL学園(大阪)
1992年 夏・第74回 拓大紅陵 準優勝 0-1 西日本短大附(福岡)
1995年 春・第67回 銚子商 準優勝 0-4 観音寺中央(香川)
2000年 夏・第82回 東海大浦安 準優勝 6-11 智弁和歌山(和歌山)
2019年 春・第91回 習志野 準優勝 0-6 東邦(愛知)
山梨県

山梨県勢は、春夏通じて決勝戦進出の経験がない。春は甲府商(1967年・第39回)、東海大甲府(1987年・第59回、1990年・第62回)、市川(1991年・第63回)と、過去4回ベスト4進出を果たしたが、全て準決勝で敗れている。夏でも、東海大甲府が過去3回(1985年・第67回、2004年・第86回、2012年・第94回)ベスト4に進出したが、いずれも準決勝で敗退し決勝進出は果たしていない。

東海

東海4県愛知県岐阜県三重県静岡県)は、いずれの県も春夏の両方で優勝経験がある。 東海勢の夏の優勝は、2009年中京大中京以来ないが、かつては中京商(現・中京大中京)の夏3連覇や、1933年から1941年にかけて春の選抜で東海勢(愛知県岐阜県)が9大会連続決勝進出し、その内8大会で優勝している。 岐阜県県岐阜商が戦前からの伝統ある名門校で、春3回優勝,夏1回優勝を誇る(岐阜県の優勝は春夏とも全て県岐阜商が成し遂げている)。 三重県は春夏とも優勝は1回ずつで、静岡県は春4回優勝・夏1回優勝している。

東海勢の近年の全国大会では、2019年の春の選抜で東邦が5度目の優勝を果たし、同年の明治神宮野球大会では中京大中京が優勝している。

愛知県

愛知県は、中京大中京が春夏最多11度の優勝,夏最多7度の優勝,春夏通算最多136勝,春最多58勝,夏最多78勝,史上唯一の夏3連覇,夏春連覇,春夏連覇を誇り、同じ愛知県の東邦も春最多5度の優勝記録を持ち、中京大中京と東邦の2校だけで甲子園200勝以上しているかなりの強豪県である。 特に東邦は、春に滅法強く夏は準優勝が最高成績であるため、「春の東邦,夏の中京」と地元ではいわれている。ただし、中京大中京は東邦に次ぐ春優勝4回(準優勝4回)と、春最多勝利数を誇っているため、春夏ともに強いといえる。

愛知県の強豪校である中京大中京,東邦,愛工大名電享栄は「愛知私学4強」と呼ばれている。愛知私学4強のうち、享栄のみ春夏とも甲子園優勝経験がない。愛知県:春【優勝11回、準優勝8回】、夏【優勝8回、準優勝1回】、春夏通算【優勝19回、準優勝9回】。

東海勢の決勝戦進出回数
地区
優勝 準優勝 優勝 準優勝
静岡
4
0
1
6
愛知
11
8
8
1
岐阜
3
4
1
4
三重
1
0
1
1
合計 19 12 11 12

北信越

北信越地方新潟県長野県富山県石川県福井県)は、長野の松本商(1928年夏)と飯田長姫(1954年春)、福井の敦賀気比(2015年春)の3校が優勝校。

なお2014年夏には、北信越地区の5校が初の全校初戦突破を果たしている[注 14]

新潟県勢は、優勝なし。準優勝は2009年夏の日本文理。なおこの時、47都道府県すべて春夏のどちらかでベスト4進出を果たしたこととなった。春は2006年に県勢初勝利を挙げた日本文理のベスト8進出が最高。

長野県勢は、1928年夏に松本商が、1954年春に飯田長姫がそれぞれ優勝。準優勝は、春2回(1926年・1991年)、夏3回(1919年・1924年・1930年)。なお明治神宮野球大会では2度優勝(1979年東海大三、1985年松商学園)、国体では1度優勝(1991年松商学園)している。

富山県勢は、優勝なし。準優勝もなし。春は新湊のベスト4進出、夏は過去に6回(1947年・1958年・1967年・1969年・1973年・2013年)のベスト8進出が最高。また、富山県に関しては甲子園での私立高校の成績が悪く、2013年夏に富山第一が勝利するまで私立高校の勝利経験がなかった。

石川県勢は、優勝なし。準優勝は1995年、2019年夏の星稜。春は金沢(1964年・1966年・1990年)、星稜(1992年・1995年・2018年・2022年)、日本航空石川(2018年)と過去8回のベスト8進出が最高。なお明治神宮野球大会では2度優勝(1980年、1991年ともに星稜)、国体では1度優勝(1992年星稜)している。

福井県勢は、2015年春に敦賀気比が優勝(北陸勢としても春夏通じて初の全国制覇)。準優勝は1978年春の福井商。夏は若狭(1969年)・敦賀気比(1995年・2014年)・福井商(1996年)と過去4回のベスト4進出が最高。なお明治神宮野球大会では2度優勝(1973年若狭、1974年福井商)、国体では1度優勝(1968年若狭)している。

過去の北信越勢の戦績(決勝)
開催年 大会 学校 結果 相手校
1919年 夏・第5回 長野師範(長野) 準優勝 4‐7 神戸一中(兵庫)
1924年 夏・第10回 松本商(長野) 準優勝 0-3 広島商(広島)
1926年 春・第3回 松本商(長野) 準優勝 0-7 広陵中(広島)
1928年 夏・第14回 松本商(長野) 優勝 3-1 平安中(京都)
1930年 夏・第16回 諏訪蚕糸(長野) 準優勝 2-8 広島商(広島)
1954年 春・第26回 飯田長姫(長野) 優勝 1-0 小倉(福岡)
1978年 春・第50回 福井商(福井) 準優勝 0-2 浜松商(静岡)
1991年 春・第63回 松商学園(長野) 準優勝 5-6x 広陵(広島)
1995年 夏・第77回 星稜(石川) 準優勝 1-3 帝京(東東京)
2009年 夏・第91回 日本文理(新潟) 準優勝 9-10 中京大中京(愛知)
2015年 春・第87回 敦賀気比(福井) 優勝 3-1 東海大四(北海道)
2019年 夏・第101回 星稜(石川) 準優勝 3-5 履正社(大阪)
(参考)過去の北信越勢の決勝戦進出回数
地区
優勝 準優勝 優勝 準優勝
長野
1
2
1
3
新潟
0
0
0
1
富山
0
0
0
0
石川
0
0
0
2
福井
1
1
0
0
合計 2 3 1 6

近畿

滋賀県を除く5府県は春夏の両方で最低2度優勝経験があり、かなりの強豪地方である。近畿地方の高校同士の決勝戦も何度か行われている。中でも大阪府は春夏とも10回以上優勝しており、1980年代まではPL学園を始めとする大阪私学7強と呼ばれる強豪校が揃っていた。1990年代以降は7強に変わって大阪桐蔭・上宮・履正社などが実力を見せている。

兵庫県も強豪県であり、本州の高校の他に、淡路島にある兵庫県立洲本高等学校が優勝を果たしている。但馬地区からは出場校が出ていない。

和歌山県も智弁和歌山を中心に複数の高校が優勝している強豪県である。

奈良県の優勝回数は春夏各2回と上記3府県よりやや少ないが、智弁学園や天理などが実力を見せている。

京都府は龍谷大平安が夏3度制しており、他校より圧倒的に強い。甲子園には京都市内の高校が出場することが多いが、丹波地区にある福知山成美高等学校も実力を見せている。

滋賀県

甲子園のお膝元である近畿地方に属するものの、滋賀県勢は近畿勢で唯一2022年現在春夏とも優勝校がない。滋賀県はかつて夏選手権大会の区分が、1915 - 1972年まで京都府(京津・京滋大会)と、1974 - 1977年まで福井県福滋大会)と、各2府県と合わせての代表だったが、滋賀県勢の出場が非常に少なかった[注 15]。滋賀県勢が夏の大会でようやく初勝利を挙げたのは1979年・第61回大会の比叡山で、47都道府県では最後であった。2001年・第83回大会、夏選手権で近江が春夏通じて滋賀県勢初の決勝進出を果たしたが、決勝では日大三に敗れて準優勝となった。春選抜は、2022年・第94回大会で補欠校から急遽出場した近江が決勝進出も、決勝では大阪桐蔭に敗れて準優勝となった。

過去の滋賀県勢の戦績(決勝)
開催年 大会 学校 結果 相手校
2001年 夏・第83回 近江 準優勝 2-5 日大三(西東京)
2022年 春・第94回 近江 準優勝 1-18 大阪桐蔭(大阪)
(参考)過去の近畿勢の決勝戦進出回数
地区
優勝 準優勝 優勝 準優勝
滋賀
0
1
0
1
京都
2
2
4
大阪
12
10
5
兵庫
6
4
7
3
奈良
2
0
2
1
和歌山
5
5
8
5
合計 27 22 35 24

中国

中国地方では人口の多い広島県の優勝回数が他県より圧倒的に多い。山陰地方鳥取県島根県)の高校は甲子園大会優勝経験が未だ一度もない。岡山県勢は春は1965年に岡山東商業高校が優勝したものの、夏は1度もない。

2022年春までの甲子園での通算成績は、鳥取が58勝103敗(春:20勝28敗、夏:38勝75敗)、島根は42勝95敗(春:11勝31敗、夏:31勝64敗)と大きく負け越している。

鳥取県・島根県については、草創期には何度か上位進出があるものの、日本高野連が公表している統計(2014年度)によると鳥取県の高校野球部員数は47都道府県で最少となっている。ただし島根県に関しては徳島県や高知県の方が部員数は少ない[23]

2018年現在まで山陰地方から決勝進出を果たした学校は、1960年春で準優勝した鳥取の米子東のみである。また2003年夏では、島根の江の川(現・石見智翠館)が、島根県勢として80年ぶり(80年前は松江中=現・松江北以来)にベスト4に進出した(準決勝戦、1-6で宮城・東北高校に敗退)。

さらに鳥取県勢の夏選手権では、鳥取中・鳥取一中(現・鳥取西。1916年・1920年・1924年・1929年)及び米子東(1956年)と過去5回のベスト4進出が最高位。島根県勢の春選抜では、松江商(1961年)及び大社(1983年)のと過去2回のベスト8進出が最高位である。

山口県は春夏とも1回ずつ優勝している。2022年は下関国際が決勝に進出したものの、仙台育英に敗れて準優勝に終わった。

岡山県

岡山県は前述したように春は岡山東商が優勝しているが夏は1999年に準優勝した岡山理大付が最高成績である。また1970年代は複数の大会でベスト4まで進出しており、1969年には準決勝で玉島商が三沢に2-3で敗れている。広島・山口・兵庫・四国など強豪県に囲まれているため弱さが目立つものの人口・天候などによる理由は当てはまらない。

過去の山陰勢の戦績(決勝)
開催年 大会 学校 結果 相手校
1960年 春・第32回 米子東(鳥取) 準優勝 1-2 高松商(香川)
(参考)過去の中国勢の決勝戦進出回数
地区
優勝 準優勝 優勝 準優勝
岡山
1
0
0
1
広島
5
6
7
5
鳥取
0
1
0
0
島根
0
0
0
0
山口
1
0
1
7
合計 7 7 8 13

四国

四国4県も全て春夏の両方で最低1回優勝経験があり(徳島県のみ夏の優勝は1回で他は2回以上優勝している)、全国的にも強い地方と言える。

徳島県

徳島県だけは、2019年現在私立高校の甲子園出場がない。理由のひとつとして徳島県内に私立高校が3校しかなく、3校のうち硬式野球部があるのが生光学園1校だけということが挙げられる[24][25][26][27]。また、2013年夏に富山第一が富山県の私立高校として初めて甲子園勝利を収めたため、私立校の甲子園勝利がないのも徳島県のみとなった。

過去の徳島県勢の戦績(決勝)
開催年 大会 学校 結果 相手校
1947年 春・第19回 徳島商 優勝 3-1 小倉中(福岡)
1950年 夏・第32回 鳴門 準優勝 8-12 松山東(愛媛)
1951年 春・第23回 鳴門 優勝 3-2 鳴尾(兵庫)
1952年 春・第24回 鳴門 準優勝 0-2 静岡商(静岡)
1958年 夏・第40回 徳島商 準優勝 0-7 柳井(山口)
1964年 春・第36回 海南 優勝 3-2 尾道商(広島)
1974年 春・第46回 池田 準優勝 1-3 報徳学園(兵庫)
1979年 夏・第61回 池田 準優勝 3-4 箕島(和歌山)
1982年 夏・第64回 池田 優勝 12-2 広島商(広島)
1983年 春・第55回 池田 優勝 3-0 横浜商(神奈川)
1986年 春・第58回 池田 優勝 7-1 宇都宮南(栃木)
2002年 春・第74回 鳴門工 準優勝 2-8 報徳学園(兵庫)
(参考)過去の四国勢の決勝戦進出回数
地区
優勝 準優勝 優勝 準優勝
香川
3
3
2
1
徳島
5
3
3
愛媛
4
3
6
5
高知
3
5
2
2
合計 15 14 11 11

九州・沖縄

九州・沖縄では1947年の夏の大会で小倉中(福岡)が優勝し、深紅の大優勝旗は初めて関門海峡を越え、それまでの最西だった松山商(愛媛)を更新した。小倉中学の春の選抜準優勝に続く夏の全国制覇は九州地区の中学校の野球熱を一段と高めた。この機運に乗って朝日新聞西部本社の運動部長芥田武夫は全国に先駆け、全国中等学校野球連盟九州支部を組織し、秋に第一回九州大会を鹿児島の鴨池球場で開催した。九州大会は大成功を収め、他の地域も翌秋から地区大会を開催するようになる。この秋の地区大会での成績が以後、春の選抜大会出場校を決める際の重要な選考基準になる [28]。春の大会では1958年済々黌(熊本)が達成。その他1967年春に津久見(大分)、1994年夏に佐賀商(佐賀)、1996年春に鹿児島実(鹿児島)、1999年春に沖縄尚学(沖縄)、2009年春に清峰(長崎)が優勝し、それぞれ県勢初優勝を果たした。2010年には興南(沖縄)が九州・沖縄勢として初めての春夏連覇を達成。 九州では宮崎だけが春夏通じて優勝がないが、1999年の明治神宮野球大会で日南学園が優勝している(#宮崎県を参照)[注 18]。九州のみで春夏共に優勝しているところは大分(津久見が春夏共に1度優勝)だけで、福岡・佐賀は春の優勝がなく、長崎・熊本・鹿児島は夏の優勝がない。

過去の九州・沖縄勢の戦績(決勝)
開催年 大会 学校 結果 相手校
1934年 夏・第20回 熊本工(熊本) 準優勝 0-2 呉港中(広島)
1937年 夏・第23回 熊本工(熊本) 準優勝 1-3 中京商(愛知)
1947年 春・第19回 小倉中(福岡) 準優勝 1-3 徳島商(徳島)
1947年 夏・第29回 小倉中(福岡) 優勝 6-3 岐阜商(岐阜)
1948年 夏・第30回 小倉(福岡) 優勝 1-0 桐蔭(和歌山)
1954年 春・第26回 小倉(福岡) 準優勝 0-1 飯田長姫(長野)
1958年 春・第30回 済々黌(熊本) 優勝 7-1 中京商(愛知)
1962年 夏・第44回 久留米商(福岡) 準優勝 0-1 作新学院(栃木)
1965年 夏・第47回 三池工(福岡) 優勝 2-0 銚子商(千葉)
1967年 春・第39回 津久見(大分) 優勝 2-1 高知(高知)
1972年 夏・第54回 津久見(大分) 優勝 3-1 柳井(山口)
1988年 夏・第70回 福岡第一(福岡) 準優勝 0-1 広島商(広島)
1990年 夏・第72回 沖縄水産(沖縄) 準優勝 0-1 天理(奈良)
1991年 夏・第73回 沖縄水産(沖縄) 準優勝 8-13 大阪桐蔭(大阪)
1992年 夏・第74回 西日本短大付(福岡) 優勝 1-0 拓大紅陵(千葉)
1994年 夏・第76回 佐賀商(佐賀) 優勝 8-4 樟南(鹿児島)
1994年 夏・第76回 樟南(鹿児島) 準優勝 4-8 佐賀商(佐賀)
1996年 春・第68回 鹿児島実(鹿児島) 優勝 6-3 智弁和歌山(和歌山)
1996年 夏・第78回 熊本工(熊本) 準優勝 3-6 松山商(愛媛)
1999年 春・第71回 沖縄尚学(沖縄) 優勝 7-2 水戸商(茨城)
2005年 春・第77回 神村学園(鹿児島) 準優勝 2-9 愛工大名電(愛知)
2006年 春・第78回 清峰(長崎) 準優勝 0-21 横浜(神奈川)
2007年 夏・第89回 佐賀北(佐賀) 優勝 5-4 広陵(広島)
2008年 春・第80回 沖縄尚学(沖縄) 優勝 9-0 聖望学園(埼玉)
2009年 春・第81回 清峰(長崎) 優勝 1-0 花巻東(岩手)
2010年 春・第82回 興南(沖縄) 優勝 10-5 日大三(東京)
2010年 夏・第92回 興南(沖縄) 優勝 13-1 東海大相模(神奈川)
2011年 春・第83回 九州国際大付(福岡) 準優勝 1-6 東海大相模(神奈川)
2013年 夏・第95回 延岡学園(宮崎) 準優勝 3-4 前橋育英(群馬)
2021年 春・第93回 明豊(大分) 準優勝 2-3 東海大相模(神奈川)
(参考)過去の九州勢の決勝戦進出回数
地区
優勝 準優勝 優勝 準優勝
福岡
0
3
4
2
佐賀
0
0
2
0
長崎
1
1
0
0
熊本
1
0
0
3
大分
1
1
1
0
宮崎
0
0
0
1
鹿児島
1
1
0
1
沖縄
3
0
1
2
合計 7 6 8 9
佐賀県

佐賀県は春において、1955年大会佐賀商(高田に1-4で敗退)と、1989年大会龍谷(横浜商に2-13で敗退)が、共にベスト8進出が現時点の最高成績である。

長崎県

長崎県は夏において、1952年大会長崎商1976年大会海星2007年大会長崎日大がベスト4進出(佐賀北に0-3で敗退)が現時点の最高成績である。

宮崎県

宮崎県は2013年夏において、延岡学園が決勝進出(前橋育英に3-4で敗れ準優勝)するまで、九州で唯一決勝進出経験が無かった。春では、1984年大会都城がベスト4進出(PL学園に延長11回・0-1xでサヨナラ敗退)が現時点の最高成績である。

沖縄県

沖縄県は、アメリカ管轄下にあった1958年に甲子園初出場。1988年の国体で沖縄水産が優勝、1990年1991年の夏の甲子園で沖縄水産が準優勝、1999年春の選抜で沖縄尚学が沖縄勢として甲子園初優勝を果たし、優勝旗が海を渡った。翌日の新聞紙面も「優勝旗が海を渡る」などと表現した[29]。また、それまでの最南端優勝校だった鹿児島実(鹿児島)を更新した[注 19]2010年興南が沖縄勢として夏の初優勝と、史上6校目の春夏連覇を達成した。沖縄県:春【優勝3回】、夏【優勝1回、準優勝2回】、春夏通算:【優勝4回、準優勝2回】。

離島

沖縄では夏の大会では1977 - 78年に宮古、1988年に八重山がそれぞれ県大会準優勝とあと一歩のところで甲子園出場を逃しているが、2006年夏に八重山商工が出場(同年選抜で沖縄県の離島勢として初めて出場した)し、2勝を挙げている。 八重山商工の他、沖縄本島以外の「島」からは久賀(現:周防大島)(山口:1962年春、1999年夏)、隠岐(島根:2003年春)、洲本(兵庫:1953年春、1975年夏、1986年春、2012年春)、佐渡(新潟:2011年春)、大島(鹿児島:2014年春、2022年春)、小豆島(現:小豆島中央)(香川:2016年春)、大崎(長崎:2021年春)が甲子園に出場している(八重山商工、大崎、大島(2回目)以外の2001年以降の出場校はすべて21世紀枠)。 離島による甲子園優勝は沖縄本島を除くと、1953年春の洲本のみである。


注釈

  1. ^ 例として2001年優勝の報徳学園はエース大谷智久を1試合も登板させなかった。
  2. ^ 1979年は日程が消化できず、ベスト4に残った4校が優勝校扱い。また、2008年はわずか2日しか試合が実施されなかったため、優勝校無しとなった(準々決勝までに打ち切りの場合は優勝校無しとなる)。
  3. ^ ただし週末はプロ野球の生中継が優先されるため、遅れて放送されるカードが発生する。
  4. ^ 2004年は決勝戦が雨天により薄暮開催となったため生放送中止。2012年も雨天による薄暮開催の日程が組まれたため生放送中止になる予定だったが、試合そのものが順延となったため、生放送が復活している。
  5. ^ のちに1996年に小笠原、1998年に大東地方にそれぞれ地上波の中継局が設置される(大東諸島は当初は距離的な関係で小笠原中継局から分配して放送した)が、2011年7月の地デジ統合まではこの名残りでBS2での放送が行われていた。
  6. ^ 2004年4月より日和佐宍喰商と合併し、海部へと改組。戦績は海部に引き継がれている[11]
  7. ^ 実質的な創部は、大産大高大東校舎として開校した1983年度(公式戦には本校との合同チームで出場)。
  8. ^ 1997年秋季および1998年春季の県大会と関東大会も優勝、年間無敗で全ての公式戦(9冠)を制した。
  9. ^ ただし4度の優勝はいずれも秋季地区大会優勝校の出場が一部地区に限られていた時代のもの
  10. ^ 当時。1950年神奈川県に移転。
  11. ^ 東京代表の記録は1973年までの記録。
  12. ^ a b 1974年からの記録。
  13. ^ 1998年の第80回大会は東神奈川代表。
  14. ^ 同年夏の北信越地区の出場校は、日本文理(新潟)、佐久長聖(長野)、富山商(富山)、星稜(石川)、敦賀気比(福井)。
  15. ^ 1954年・第36回大会から1977年・第59回大会まで、記念大会以外で滋賀県勢が出場したのは僅か3回のみである。
  16. ^ a b 1942年の全国中等学校野球大会は記録に含まれていない。
  17. ^ 2008年の第90回大会、2018年の第100回大会は北大阪代表。
  18. ^ 1979年の国体に出場した都城は4校同時優勝という形で優勝している。
  19. ^ 試合終了後、スタンドでは相手校応援団を交えてのウェーブが起きた。
  20. ^ 春江工坂井(福井)は、坂井初年度の2014年の春から秋まで連合を組んでいたが、春江工最終年度となる2015年シーズンに向けて春江工の選手が単独チームでの出場を望んだため。両校は2015年に春季大会と選手権福井大会で2度対戦し、3年生だけの春江工がいずれも勝利している。
  21. ^ 軟式では、2011年・2012年に大津大津緑洋(西中国・山口)の連合チームが初めて全国大会に出場した。
  22. ^ 春の選抜では、2021年に富山北部水橋(富山)が21世紀枠の補欠校になっている。
  23. ^ a b 出場回数には数えられている。
  24. ^ 準優勝の長岡中の出場も検討されたが部員が帰省して人数がそろわないため見送られた。
  25. ^ 杉下茂を指す。
  26. ^ 実際は杉下茂(当時13歳)が不正行為を働いたわけではなく、事情を知らない対戦校(日大三中)から杉下が未登録選手だと指摘されたことが大きな問題となり、結局は止むを得ず辞退となったもの。杉下は帝京商へ転入直後に、それまで在籍した一ツ橋高等小学校から請われ、帝京商から許可を受けた上で東京府の高等小学校野球大会に助っ人として出場し優勝に導いたのだが、その直後の中等学校優勝野球大会で杉下がベンチ入りしていた(但し試合には出場していない)ことから、「未登録選手がいる」と問題視されてしまった。
  27. ^ 帝京商の出場辞退に伴い日大三中が代替出場校に選ばれたが、日大三中も出場辞退した結果。
  28. ^ 実際には、当時の監督である藤田省三が「借り物の優勝旗で甲子園には行けない」と語ったことがあり、それが遠因ではないかとみられている。
  29. ^ 甲子園で開会式は出場したものの、試合ができないまま不戦敗となり、やむを得ず甲子園を去った戦後初のケースとなった。なお同年春の大会には出場し試合を行っている(初戦敗退)。
  30. ^ 夏の甲子園で辞退したチームが出た場合、その地方大会で準優勝したチームが繰り上げ出場となるが、それがいつになるか不透明であるため。
  31. ^ a b 1回戦(初戦)は出場して勝利。
  32. ^ 1978年は前年秋の北信越大会決勝で福井商に0-3で敗戦している。なお1973年から1982年までの北信越地区出場枠は1.5であった。
  33. ^ 群馬の高崎商は1998年まで夏出場10回ながら春の出場がなかったが、1999年に初出場。
  34. ^ 沖縄水産は2回目の出場となった1996年、沖縄の興南は4回目の出場となった2010年、福島の聖光学院は3回目の出場となった2012年、長崎の海星は5回目の出場となった2016年に初勝利。
  35. ^ 春の北海道勢で最多出場している。
  36. ^ 2006年にも出場が決定していたが、前述の不祥事により辞退。
  37. ^ a b c d 交流試合では勝利を収めている。
  38. ^ a b c d e うち1回は新型コロナの影響で中止、救済措置として開催された交流試合では敗退している。
  39. ^ 2020年の中止を挟む
  40. ^ 春の長野県勢で最多出場している。
  41. ^ 2001年、2005年、2010年、2011年、2016年、2020年。
  42. ^ 合併した大成の2回を含む。
  43. ^ 1989年の夏初出場まで、春は同年(準優勝)を含め6回出場。
  44. ^ 栃木の国学院栃木は2回目の出場となった2022年に初勝利。
  45. ^ 監督は05年春に神村学園で出場した長沢宏行
  46. ^ 能代商能代北(女子校)が合併し2013年に誕生した能代松陽(能代商時代に夏の甲子園に3回出場し、2022年夏に通算4回目の出場)も、角館と同様の理由で能代商の開校・創部年を引き続き紹介している。その他秋田では2000年代以前に新設合併で誕生した平成大館(2016年大館工・大館桂と合併し現在は大館桂桜)など硬式野球部がある高校とない高校が合併して誕生した高校について、硬式野球部があった前身校の開校・創部年をそのまま紹介、あるいは開校より創部が古いというデータを大会パンフレットで紹介したことがある。
  47. ^ 出場が認められたのは沖縄県大会のみであり仮に県大会で優勝しても全国大会へは出場できなかった。
  48. ^ 常葉菊川の野球部長としては2007年春に出場あり。
  49. ^ 大会中止。なお救済措置として開催された交流試合では加藤学園に敗れる。
  50. ^ 1988年夏1回戦勝利の滝川二(兵庫・対高田戦)、1993年夏2回戦勝利の鹿児島商工(鹿児島・対堀越戦)、2021年夏1回戦勝利の大阪桐蔭(大阪・対東海大菅生戦)がある。
  51. ^ 夏の大会は1回戦の対戦が免除され、2回戦から出場する5日目第3試合-7日目第2試合までの学校が大会初戦になる。また7日目第3試合は片方が初戦、もう一方は1回戦勝ち抜け校であるので、1回戦勝ち抜け校はその試合でも校歌が演奏される[58]
  52. ^ いずれの場合もテレビや大会のガイドブックでは代用の楽曲が「校歌」として扱われている。
  53. ^ ただし、引き分けや雨天ノーゲームなどによって再試合に至った場合は、1試合のみ行うことがある。
  54. ^ 事情を知らない全国の高校野球ファンから、「なんで兵庫県だけ甲子園を使うのか」「ずるい」という内容だった。
  55. ^ 三振や四球の状態で宣告が無い場合やアウトカウントの相違など明らかな問題に対しては抗議をすることが出来る。 - 高校野球特別規則第26条
  56. ^ 逆にこれが“何百球を独りで投げ抜いた”という根性論にありがちなドラマ作りがされる原因にもなっている。
  57. ^ 夏の大会は2003年から導入するとしていたが、雨天中止による延期が頻発したため、1日4試合で開催した。この場合、春は2日、夏は3日以上雨天中止などによる順延が生じていれば、準々決勝は4試合を一括開催するとしていた。
  58. ^ 本来なら春は2014年から同様に行うとしていたが、雨天中止と、2回戦の1試合で引き分け再試合が生じて順延が2日生じたために、準々決勝の翌日に予定されていた休養日は取り消しとなり、結果的に連続開催(準々決勝は元から1日4試合開催)となった。
  59. ^ これに合わせ、新潟高野連は当該大会での球数制限導入を一旦見送ることを決定、同会議への参画を求められ受諾している。
  60. ^ PL学園では3年生に1・2年生の“付き人”がつけられていたことはよく知られる。2013年、頻発した部内暴力の原因として付き人制度が禁止され、さらに野球部専用の寮も廃止され、下級生が上級生の練習着を洗濯することも禁止となり、一般生徒寮の関係者と経営母体のパーフェクト・リバティー教団のボランティアが洗濯するなど、学校及び教団の主導による改革が行われている。【高校野球 TVではわからないホンネと裏側】―思い出してもゾッとする 甲子園常連校の「野球部の掟」1 PL学園 ロッテ・今江敏晃日刊ゲンダイ2010年8月18日)
  61. ^ 黒田によればこのシゴキは4日間続き、その間風呂にも入れなかったと告白。最後は見かねたチームメイトの保護者が介入し事態は解決する。ニューヨーク・タイムズ特集『ヤンキース黒田は日本で苦痛によって作られた』より引用
  62. ^ 青森山田高校、野球部員死亡で謝罪。殴打した側の上級生野球部員は殺人過失致死で逮捕されることもなく書類送検のみ(暴行と死亡との因果関係の特定には至っていないという理由)で、その後の野球部の処遇については(出場辞退や廃部など)学校側からも高野連からも発表されていなかった。
  63. ^ 抗議はしなかったが佐賀北と対戦した帝京、長崎日大の監督も試合後、記者団へ微妙な判定は全て自分たちに不利だったというコメントを残している
  64. ^ 翌年の選手権大会のNHKにおける中継でこのシーンのVTRが流れた際には映像をバックネット裏のカメラに切り替える措置が取られた。
  65. ^ 野球規則3.17によるもの。「両チームのプレーヤー及び控えのプレーヤーは、実際に競技にたずさわっているか、競技に出る準備をしているか、あるいは一塁または三塁のベースコーチに出ている場合を除いて、そのチームのベンチに入っていなければならない。本条項に違反したときは、審判員は、警告を発した後、その反則者を競技場から除くことができる。」とされている。

出典

  1. ^ 令和4年度大会参加者資格規定 日本高等学校野球連盟
  2. ^ 毎日新聞2013年3月31日付 運動面
  3. ^ 毎日新聞2013年3月31日付 運動面 守備妨害でゲームセット
  4. ^ 『日刊ゲンダイ』2016年11月18日付33面 プロ野球に新ルール
  5. ^ 「122対0の青春 深浦高校野球部物語」
  6. ^ 朝日と毎日が相互に甲子園を後援 高校野球、春夏の大会 - 47NEWS 2009年11月27日
  7. ^ 春の選抜・夏の選手権 朝日、毎日と相互後援 高校野球 - アサヒコム、2009年11月27日
  8. ^ 高校野球:毎日新聞社と朝日新聞社、相互に後援 一層の発展へ、協力関係を明確化 毎日jp、2009年11月28日
  9. ^ 2015年放送「高校野球100年のものがたり・わがふるさとのベストゲーム鹿児島県編」
  10. ^ 第104回全国高等学校野球選手権大会”. BS朝日. 2022年9月4日閲覧。
  11. ^ バーチャル高校野球:海部(徳島) - 過去の試合結果 - 高校野球/甲子園 - SPORTS BULL
  12. ^ 時事通信 高校野球ライブラリー「津軽海峡を越えたのは…」 2012年12月14日閲覧
  13. ^ 北海道新聞 号外「駒苫優勝」(2004年8月22日)2012年12月14日閲覧
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