恋がさくころ桜どき
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/09/18 03:44 UTC 版)
概要
開発
ぱれっとのブランド第9作『ましろ色シンフォニー』と同様に、学園を舞台とした恋愛物語である。『ましろ色シンフォニー』が秋から冬を背景とした作品であったのに対し、本作品は春から初夏のストーリーとなっている。キャッチコピーは「女の子と、恋をしよう。」[4]。
ディレクターのヤスによれば、『ましろ色シンフォニー』の発売後に次回作についてユーザーから多くの期待や声援を受けたのが本作品の企画のきっかけで、コンシューマー版『ましろ色シンフォニー *mutsu-no-hana』(2011年6月発売)の作業が一段落した頃から構想を練り始めた[2]。描きたいテーマは「恋っていいよね」で、主人公とヒロインの恋愛物語と同時に成長物語でもあるストーリーに注目して欲しいという[5]。
原画は和泉つばすで、ぱれっと作品の原画を担当するのは『ましろ色シンフォニー』に続き2度目。本作品では最初の企画段階から参加している[6]。
シナリオのみなせ未來は10年以上活動するライターだが、この名義では初の仕事となる。『ましろ色シンフォニー』が主に「ふたりの恋」が焦点だったのに対し、本作品では「ふたりだけの恋ではない」ことを意識しており、主人公とヒロインが恋に落ちたことで周りがどんな影響を受けるかが見所の一つという[6]。
広報
初公開は2011年12月に開催された「コミックマーケット81」であるが、この時点ではヒロインとなるキャラクター5人のシルエット画像と、「原画:和泉つばす、シナリオ:みなせ未來」という情報のみが発表され、作品の題名を含め詳細情報は明かされなかった。
その後、2012年5月にぱれっと公式サイトやゲーム雑誌において正式に発表された。雑誌における公開は『コンプティーク』2012年6月号[7]が最初であり、本誌の表紙にはメインヒロイン「神鳳杏」のイラストが描かれ、ストーリーおよびキャラクター情報も掲載された。しかし、ぱれっと公式サイトにおいてはその後半年に渡って作品内容に関する詳細情報は掲載されず、2012年12月27日になってようやくティザーサイト第2弾が公開され、ストーリーおよびキャラクター情報が掲載された(その間の2012年10月に『みんな捧げちゃう!』の制作が発表され、本作品より先行して2013年2月28日に発売された)。
2012年8月開催の「コミックマーケット82」にて改めて出展され、各種グッズが販売された。2012年12月開催の「コミックマーケット83」にも出展された。2013年12月開催の「コミックマーケット85」にも出展された。2014年4月29日開催の「Character1」にも出展された。
2013年10月20日に日本青年館で開催されたイベント『PASTA! -PALETTE PREMIUM FESTA-』[8]において発売予定日が2014年4月25日であることやメインキャラクター5人のキャスト情報が公開され、翌日の21日にぱれっと公式サイトがリニューアルし、『恋がさくころ桜どき』の作品ページが本公開された。また、同月より漫画化作品が『月刊コンプエース』『月刊コミックアライブ』『まんが4コマぱれっと』の3誌にて連載開始となった[9]。翌月にはインターネットラジオ番組『恋がさくころ桜どき さくらじ』が配信開始された。
2014年3月28日には体験版[10]が公開されたが、同日に発売日が同年4月25日から6月27日に変更されることが発表された[11]。2014年6月27日、初報から2年以上が経過した後に発売された。
- ^ a b “恋がさくころ桜どき”. ぱれっと. 2013年10月23日閲覧。
- ^ a b 『TECH GIAN』2014年2月号付録『恋がさくころ桜どき SPECIAL BOOKLET』 9頁
- ^ “恋がさくころ桜どき さくらじ|恋がさくころ桜どき”. ぱれっと. 2014年2月14日閲覧。
- ^ a b 『恋がさくころ桜どき SPECIAL BOOKLET』 2頁
- ^ 『恋がさくころ桜どき SPECIAL BOOKLET』 23頁
- ^ a b 角川書店『コンプティーク』2012年6月号16頁
- ^ “コンプティーク 2012年6月号 (角川書店)”. Getchu.com (2012年5月10日). 2013年10月23日閲覧。
- ^ “PASTA! -PALETTE PREMIUM FESTA-”. ぱれっと (2013年6月23日). 2013年10月23日閲覧。
- ^ “『ましろ色シンフォニー』のぱれっと新作『恋がさくころ桜どき』コミックアライブにてコミカライズ連載決定!!”. コミックアライブ編集部ブログ (2013年9月21日). 2013年9月23日閲覧。
- ^ “ダウンロード|恋がさくころ桜どき”. ぱれっと (2014年3月28日). 2014年5月3日閲覧。
- ^ “『恋がさくころ桜どき』発売日延期のお知らせとお詫び|恋がさくころ桜どき”. ぱれっと (2014年3月28日). 2014年5月3日閲覧。
- ^ 『コンプティーク』2012年6月号12頁
- ^ 『月刊コンプエース』2013年12月号138頁
- ^ a b c 『月刊コンプエース』2013年12月号150-152頁
- ^ “神鳳杏|キャラクター|恋がさくころ桜どき”. ぱれっと (2013年10月21日). 2013年11月7日閲覧。
- ^ 角川書店「コンプティーク」2012年6月号14頁
- ^ “一ノ瀬美桜|キャラクター|恋がさくころ桜どき”. ぱれっと (2013年10月21日). 2013年11月7日閲覧。
- ^ a b 『まんが4コマぱれっと』2013年12月号7頁
- ^ a b 『まんが4コマぱれっと』2013年12月号10頁
- ^ “月嶋夕莉|キャラクター|恋がさくころ桜どき”. ぱれっと (2013年10月21日). 2013年11月7日閲覧。
- ^ “浅葉こなみ|キャラクター|恋がさくころ桜どき”. ぱれっと (2013年10月21日). 2013年11月7日閲覧。
- ^ 『まんが4コマぱれっと』2013年12月号6頁
- ^ “ティナ|キャラクター|恋がさくころ桜どき”. ぱれっと (2013年10月21日). 2013年11月7日閲覧。
- ^ 『まんが4コマぱれっと』2013年12月号12頁
- ^ “月嶋花子|キャラクター|恋がさくころ桜どき”. ぱれっと (2014年2月7日). 2014年2月8日閲覧。
- ^ 『まんが4コマぱれっと』2013年12月号9頁、『月刊コミックアライブ』2013年12月号542-555頁
- ^ 『月刊コミックアライブ』2014年1月号549-552頁
- ^ “佐和田奈緒|キャラクター|恋がさくころ桜どき”. ぱれっと (2014年2月7日). 2014年2月8日閲覧。
- ^ “浅葉葵|キャラクター|恋がさくころ桜どき”. ぱれっと (2014年2月7日). 2014年2月8日閲覧。
- ^ “肥田爽|キャラクター|恋がさくころ桜どき”. ぱれっと (2014年2月7日). 2014年2月8日閲覧。
- ^ 『月刊コンプエース』2013年12月号143-144頁
- ^ “一ノ瀬美夕|キャラクター|恋がさくころ桜どき”. ぱれっと (2014年6月3日). 2014年6月4日閲覧。
- ^ “コタロー|キャラクター|恋がさくころ桜どき”. ぱれっと (2014年6月3日). 2014年6月4日閲覧。
- ^ “佐咲紗花 Official Web Site - Link To You” (2013年10月22日). 2013年11月2日閲覧。
- ^ 2014年4月3日のぱれっと公式ツイッターでは「セカンドオープニングテーマ」、ゲームのエンディングスタッフロールでは「グランドオープニングテーマ」となっている。
- ^ “音楽CD|恋がさくころ桜どき”. ぱれっと (2014年6月11日). 2014年6月24日閲覧。
- ^ “イベント情報 - コミックマーケット86|ぱれっと”. 2016年4月15日閲覧。
- ^ “雑誌掲載情報|ぱれっと”. ぱれっと (2013年10月22日). 2014年5月3日閲覧。
- ^ “恋がさくころ桜どき‐Charming scarlet‐ 1 角川コミックス・エース”. Getchu.com. 2014年5月26日閲覧。
- ^ “恋がさくころ桜どき Graceful blue 1 MFコミックス アライブシリーズ”. Getchu.com. 2014年5月24日閲覧。
- ^ “4コママンガ|恋がさくころ桜どき”. ぱれっと (2014年4月18日). 2014年5月3日閲覧。
- ^ “オフィシャル通販|恋がさくころ桜どき”. ぱれっと (2014年5月2日). 2014年5月3日閲覧。
- ^ “ダウンロード|恋がさくころ桜どき”. ぱれっと (2014年3月28日). 2014年5月3日閲覧。
- ^ “テックジャイアン7月号” (2014年5月21日). 2014年6月1日閲覧。
- ^ “店舗特典情報|恋がさくころ桜どき”. ぱれっと (2014年1月31日). 2014年2月1日閲覧。
- ^ “オフィシャル通販|恋がさくころ桜どき”. ぱれっと (2014年5月2日). 2014年5月3日閲覧。
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