実況パワフルプロ野球2018 実況パワフルプロ野球2018の概要

実況パワフルプロ野球2018

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/21 05:46 UTC 版)

実況パワフルプロ野球 > 実況パワフルプロ野球2018
実況パワフルプロ野球2018
JIKKYOU PAWAFURU PUROYAKYU 2018
ゲーム
ゲームジャンル 野球・育成
対応機種 PlayStation 4(Pro対応)
PlayStation VR対応)
PlayStation Vita
発売元 コナミデジタルエンタテインメント
メディア [PS4]BD-ROM1枚
[PS Vita]PS Vitaカード
ダウンロード版もあり
プレイ人数 1 - 2人
発売日 2018年4月26日
レイティング CEROA(全年齢対象)[1]
通信機能 [PS4]オンライン対戦対応
[PS Vita]オンライン対戦、アドホック通信対応
デバイス [PS Vita]メモリーカード必須
関連作品
テンプレート - ノート

本記事では、2018年7月25日よりPlayStation Storeで配信開始された無料のゲームソフト『実況パワフルプロ野球 チャンピオンシップ2018』についても記述する。

概要

実況パワフルプロ野球2016』以来2年ぶりとなるパワプロシリーズの新作。PlayStation 4PlayStation Vita向けに発売された。PS4版にはVRに対応したモードも搭載される[2]PlayStation Vitaは2019年をもって生産終了となり、次作からはVita版がなくなったため同機に対応したパワプロシリーズは本作が最後となった。

パッケージはクイーン・オブ・フェスティバル号の球場で大人数の観客の中、パワプロくんが打席に立ち、バットを掲げているもの。ちなみにパワプロくんの後ろにいる相手チームの捕手は、マイライフで登場するキャラクター「奥居」に似た顔となっている。また今作は「ペナント」「マイライフ」ともに、4年に1度「国際大会」が開催される。日本代表メンバーを招集して世界に挑める「ペナント」、公式戦で活躍して日本代表入りを目指す「マイライフ」の2つのモードで世界の強豪と対戦できるようになる。さらに「パワーアップしたパワフェスモード」として、新要素の豪華客船「クイーン・オブ・フェスティバル」が発表されている[4]

2017年12月7日に正式タイトルが発表された[4]

実況を担当するアナウンサーは4人。

PlayStation Store限定のデジタルデラックス版はパワプロシリーズのBGMを200曲以上収録したダウンロードコンテンツがセットになっている。

2018年7月19日に、このソフトを使用した公式eスポーツイベント「eBASEBALL パワプロ・プロリーグ」がコナミと日本野球機構によって開催することが発表されている(#公式イベント参照)。

2018年12月3日、「PlayStation Awards 2018」にて本作が「Gold Prize」を受賞した[5]。また、2019年度シーズンや新しいモードを遊ぶことができるVer1.10が2019年4月23日に無料配信された。

実況パワフルプロ野球 チャンピオンシップ2018

前作の無料版『実況パワフルプロ野球 チャンピオンシップ2017』の2018年度版と相当する作品。プレイ可能モードと12球団選手のデータの更新などの対応も前作と同様。

前作からの変更点・追加点

選手
  • 試合中のモーションと新規フォームの追加。
  • 新規の特殊能力・超特殊能力の追加。コリジョンルール関連・『パワプロアプリ』から移植された一部の特殊能力の名称・効果が変更された。
    • それに伴い、一部実在選手がコリジョンルール対応後の新能力を所持している(前作では、実在選手に限りコリジョンルール関連の特殊能力を非所持に変更されていた)。
  • パワフェス、ペナントのオリジナル選手登録で登場するサクセス選手の登板・打席登場シーン付きのフォームや、試合中のボイスが設定可能になった。
試合・ルール
  • 前作以上に守備能力が重要視されるようになった。
  • AIの調整により、AIの打撃精度が選手の調子によって変化するようになった。
  • アマチュア野球や国際試合のルール(タイブレーク、コールド、球数制限)に対応。
  • 投球視点に新たに「フカン視点」を追加。
  • リプレイ呼び出し機能の復活(監督試合・栄冠ナインではできない)。
  • 2018年から新たに導入された申告敬遠に対応(ver.1.05以降)。
その他
  • 実況者の追加。『実況パワフルプロ野球2010』以降の実況を担当した堂前英男と前作のパワフェスモード、チャンピオンシップモード専用実況者の熱盛宗厚(声 - 金光宣明)を加え、新たに「パワプロチャンピオンシップス2017」で実況を担当した清水久嗣と初期のパワプロシリーズの実況者である安部憲幸の4人の実況者が担当。
    • 実況者の変更(『パワプロ2018』のみ)は対戦モードとゲーム開始時のタイトルコールでのみ反映された。チャンピオンシップモード、パワフェスモード、サクセスモード(最終戦のみ)の実況者は熱盛、それ以外の実況者は原則として堂前が行う。
    • なお安部は2017年に逝去しているため、選手名の読み上げは安部担当時に同じ読みの選手が『実況パワフルプロ野球2002春』までのNPBに在籍していた選手[6]か、当該作品のサクセス選手に限られている。また、ボールカウントの読み上げが安部のみストライク→ボールの順になっている[7]
  • 作成したオリジナル選手の画像書き出しに対応。応援歌同様パスワードの書き出しが廃止され、選手の情報が入った画像ファイルでやり取りできるようになった。
  • シリーズ初となるPS®VR対応。対戦・ペナント・マイライフで遊ぶことができる。「VR観戦」では各球場の複数の視点から試合を観戦できる。
  • 映像表現の強化。グラウンドの芝が立体化され、時間経過による太陽の動きが再現された(PS4版のみ)。
  • サウンド設定で選手の動き、打球、審判音声といった効果音が「試合効果音」で統一された。
  • 投手1~12名・野手9~16名だった一軍登録選手数が、投手1~18名・野手9~23名に変更。合計28名の範囲内で投手と野手の割合を変えられるようになった。
    • なお、実際のプロ野球では2019年度から1軍登録できる人数が29名に変更されているが、本作の2019年度版では未対応(28名のまま)。2019年度のLIVEシナリオにおいても、実際の試合では25名がベンチ入りしている場合でも24名までしか反映されておらず、誰か1人は必ず欠落している。
  • 練習モードの打撃練習で投球コースをポーズメニューで指定、球種の変更が練習中でもできるようになった[8](ver1.10~)。

  1. ^ 実況パワフルプロ野球 2018”. ソニー・インタラクティブエンタテインメント. 2018年4月26日閲覧。本作は公式サイトにCEROのレーティングが表記されていない。
  2. ^ a b ちゅーやん (2017年12月7日). “パワプロ2018 来年春PS4/PSVitaで発売 VRモードも実装”. ASCII.jp. 2017年12月10日閲覧。
  3. ^ Inc, Aetas. “「実況パワフルプロ野球2018」,2019シーズンへの無料アップデートが本日実装。高校野球の監督となって日本一を目指す「名将甲子園」を追加”. www.4gamer.net. 2020年6月28日閲覧。
  4. ^ a b 実況パワフルプロ野球2018(パワプロ2018)公式サイト”. コナミホールディングス (2017年12月7日). 2017年12月10日閲覧。
  5. ^ 『実況パワフルプロ野球2018』が「PlayStation® Awards 2018」にて「Gold Prize」を受賞 株式会社コナミデジタルエンタテインメント 2018年12月4日
  6. ^ 実況パワフルプロ野球2』と『実況パワフルプロ野球'95』のみ登場の選手は除く。
  7. ^ 現状のボール→ストライク順になったのは2010年以降である。
  8. ^ 2019年度データのみ搭載。2018年度データには搭載されていない。
  9. ^ 五竜郭高校は2年目の夏から公式戦に参加可能となるが、地方大会で必ず敗退するため、甲子園に進出可能になるのは2年目春以降となる。
  10. ^ ユニフォームは『実況パワフルプロ野球'98開幕版』の鬼が島分校のユニフォームになっている
  11. ^ ただし、こちらでの名前が誤表記であり、本作では「ヴィクター・ールドバーグ」と表記されている
  12. ^ ヒーローズでは第2ストレート扱いになる。なお、同作では西強大学の城山剣一、現役選手の菅野智之を所持した「ワンシーム」は第2ストレート扱い。
  13. ^ MAJOR高校選抜との試合前の会話から、MAJOR高校選抜と対戦した時の茂野大吾の父は「MAJOR高校選抜の茂野吾郎に似た者」に設定している。
  14. ^ パワプロアプリでは、サクセスで海堂学園高校、聖秀学院高校と分断されていた。また、ジョー・ギブソンJr.がワールド高校の選手扱いとして「海堂学園高校編」以外の非コラボレーションシナリオで登場する時期もある(現在には該当シナリオにしか登場しない)。
  15. ^ ジョー・ギブソンJr.はワールド高校のユニフォームが使われている、清水薫は牽制できないなど。
  16. ^ パワフェス内の表記が「OBチーム代表」から「レジェンズ代表」に変更された。また、美園千花がいる場合のみ追加された試合前の会話から、美園千花を含むチャレンジャーズと対戦した時のレジェンズ代表は(北雪高校編のプロデューサーである)田中将大であることを示唆している。
  17. ^ パワプロアプリ版田中将大のオリジナルフォーク方向変化球。ただし、パワフェス版のエアロスプリットは表記と実況以外の変化はなかった(通常のSFFと同じ)。
  18. ^ それぞれのステータスの下限があるので極端に弱いニセプロが出現しない。一方、ニセプロ加入時の選手レベルがMAXのため成長できない。
  19. ^ ヒーローズでは、本戦ラウンドで海東学院高校に樽本、海東学院大学に渋谷と分断されていた。
  20. ^ ヒーローズでは出井田のみの「ギガバイツ」が予選ラウンドに登場していた。
  21. ^ 隠しチームとコラボレーションチームの選手は選出対象外。また、猪狩守はアフロ猪狩として選出されない。
  22. ^ 福岡ソフトバンクホークスの川﨑宗則の自由契約公示は3月27日だが、3月2日には球団HPの選手名鑑から外されていたためか反映された。


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