二十の扉 番組進行

二十の扉

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/12 03:22 UTC 版)

番組進行

ルール

レギュラー解答者4人に週替わりのゲスト解答者1人を含めた5人の解答者と司会者との質疑応答形式で進められる。「動物」「植物」「鉱物」のいずれかのジャンルに分けられ、司会者から出題される。その際に解答者の席から見えないところに正解の書かれたポスターが張り出され、会場内の観客に知らされた。また、聴取者にも出題時に「影の声」から答えが放送される。解答者は「それは……ですか?」と司会者に質問を行い、それに対する司会者の返答をヒントにして20問の質問を行い正解を導き出さなくてはならない。

例えば、「犬」が正解の場合には出題時に「“動物”です」と解答者に告げられる。ここからその動物が何であるか司会者との質疑応答で推理していき、20問以内に「犬」という答えを出せば良い。

観客・視聴者の反応

解答者が正解を導き出せそうな質問をすると観客から拍手が起こることもあったが、惜しい答えが出されたり正解から遠ざかる質問が出されたりすると観客からため息が漏れることもあった。解答者にとっては司会者からの返答のほかにも、こうした観客の反応が暗黙のヒントになっていた。

すでに答えを知っている観客や聴取者にとっては解答者がどのように答えを導き出していくか、誰が正解を出すかなどという過程を見たり聞いたりする楽しみもあった。

「ゲスト大会」の開催

また、レギュラー解答者による通常の放送のほかにも「ゲスト大会」が頻繁に開かれた。歌舞伎界、政界、プロレス界、文壇などといった、普段あまりクイズとは縁のなさそうな分野からもゲストを招いた。

ルールは通常とまったく同じだったがクイズとそれほど関わりのなさそうな解答者たちが懸命に考え、答えを出そうとする姿を通して解答者たちの意外な一面が見られることもあり、レギュラー解答者による通常の放送とはまた違った楽しみや盛り上がりがあった。聴取者にとっては、ゲスト解答者が答えを考えている姿を想像するというのもこの番組ならではの楽しみ方だった。

参考文献


  1. ^ a b NHKサービスセンター 編『放送80年 それはラジオからはじまった』、61頁。ISBN 4871080641 
  2. ^ a b c NHKサービスセンター 編『放送80年 それはラジオからはじまった』、60頁。ISBN 4871080641 
  3. ^ 日本クイズクラブ同人 編『クイズ年鑑 問題と解答集 1955年 前期』ラジオ・テレビ文化協会、1954年、21頁https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2473979/21 


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